一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

「でもお前女にモテないだろ?」の破壊力

皆さんは山田詠美の『ぼくは勉強ができない』という小説をご存知でしょうか?

仕事はイマイチだけど、女には困ってないという人にぜひ読んでほしい本。

痛快な気分に浸れるでしょう。

 

 

 

 

ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ―。

 

主人公の時田秀美くんは、サッカー好きの17歳の高校生。

勉強はできないが、女性にモテる。

ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中である。(羨ましい)

しかし、学校はどこか居心地が悪く、窮屈さを感じている。

そんな秀美くんの高校生活を描いた青春小説である。

 

 

本作品の中で、脇山という同じクラスの秀才が、秀美に対し、勉強ができることが全てに勝ると執拗に絡んでくるので、嫌気がさした秀美が脇山に会心の一撃を与えるシーンがある。

 

緑:脇山

青:秀美

「でも、大学行かないとろくな人間になれないぜ」
「ろくな人間て、おまえみたいな奴のこと?」
「そうまでは言ってないけどさ」
 脇山は、含み笑いをしながら、ぼくを見詰めた。嫌な顔だと思った。

 

「脇山、おまえはすごい人間だ。認めるよ。その成績の良さは尋常ではない」
「・・・・・・そうか」
「でも、おまえ、女にもてないだろ」
 

脇山は、顔を真っ赤にして絶句した。

 

名言!

痛快すぎる名言ですよ、これ!

図星だとぐうの音も出ないw

 

僕はこの小説を知ったのは社会人になってからなのですが、これ職場でも同じですよね?

職場で偉そうにしてる上司・先輩は大抵モテない男なので、そういう先輩にこう言ってやりましょう。

「でも◯◯先輩って女にモテないですよね?」

 

どんなに仕事の才能があっても、女に恵まれない人生って本当に悲惨だと思います。

非モテはこじらせるとどんどん痛い方向に進みますからね。

 

 

また、ある日学校の廊下でコンドームを落とし、それを学年主任に拾われてしまった時に秀美が放った言葉もすばらしい。

先生は、ぼくの何に対して注意しようとなさってるんですか。コンドームを落としたことですか?それに関しては、うっかりしてたと思います。ぼくは、まだ若くて、彼女に子供が出来ても育てていける筈がない。だから、こういうものを使うんだ。何故かって、真剣だからです。真剣だから、彼女の体を気づかうんです。

 

17歳にして他人から押し付けられたものでない、自分なりの価値観を持っていることに男としての魅力を感じざるをえません。

 

 

サクッと読めちゃう小説なので、ぜひすべてのモテ男&モテる男を目指す方に読んでほしい小説なのです。

 

 

おしまい