一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

脱社畜サロン炎上を見ながら、サラリーマンのメリットについて考えた

イケハヤさんとはあちゅうさん、正田圭さんという方が主催されている脱社畜サロンが炎上しているようだ。

僕はまったくこの件についてコメントする気はなく、できる立場でもない。

騒動の流れはこちらの記事にまとまっています。

zalgo3.hatenablog.com

 

昨年2018年ツイッター界隈では、この「脱社畜」的発想がかなり流行っていたように思います。

この件をどう思ったかというよりは、会社に対して今後どういう立場を取っていくべきかということを改めて考えさせられた次第です。

 

対会社という意味で、今後取りうる生き方は大きく4通りあるかと思います。

 

A:社畜(会社に飼われている状態)を続ける

B:会社の看板を活かしながら、自分の名前で仕事をする(いわゆるスーパーサラリーマン)

C:会社の仕事を最小限こなしながら、余暇時間で自身の事業を持つ

D:会社を退職し、起業する

 

Aは社畜を続けるという選択肢。

B~Dは会社に飼われている状態を脱しているので、脱社畜状態と言えるでしょう。

Aという選択肢は当然取るべきでないと思います。

会社の言いなりになっていても報われたのは、日本経済が右肩上がりで、終身雇用・年功序列が約束されていた時代の話です。

我慢の対価として昇進・昇格と定年までの雇用が与えられていた、そんな時代はとうに終わりを告げているでしょう。

 

僕は、スーパーサラリーマンになるほどのセンスや能力もないので(当然ZOZOの田端信太郎さんや幻冬舎の箕輪厚介さんと対等にやっていけるわけもなく)、Bという選択肢も取り難い。

となれば必然的に取りうる選択肢はCかDとなる。

かつてはいずれ起業するDの道に憧れていたのだが、今回の騒動を外野として見ていく中で、サラリーマンを続けるメリットってけっこう大きいんじゃないかと改めて気づきました。

 

ということで、当面Cの道を選んで生きていくことになりそうです。

引き続き「定時で上がって美女と遊ぶ」をモチベーションにして頑張っていきたいと思います。

alonewolf-memorandum.hatenablog.com

 

ということで前置きが長くなりましたが、今日はサラリーマンを続けることのメリットを挙げてみたいと思います。

 

 

1.固定給

 

毎月一定の収入が得られるというのはサラリーマンでいることの最大のメリットと言えるでしょう。

基本的に各会社の給与体系・昇進モデルに沿った給料しか貰えませんが、毎月安定したお金が手に入るというのはとても安心できますよね。

サボっていようが何しようがクビにならないレベルで働いていれば毎月決まった給与が得られるのがサラリーマンの最大の魅力です。

フリーランスであれば、収入は当然不安定になります。

 

 

2.社会保障

 

医療保険・年金保険・労災保険の3つで優遇が受けられます。

 

まず、医療保険ですが、「国民健康保険」には扶養という概念がありません。

そのため、配偶者がパート等で稼いでいるとすれば、その分に対しても保険料がかかってくることになります。

サラリーマンが入る「健康保険」では、被扶養者に対しては保険料はかかりません。

また、サラリーマンの社会保険料は労使折半(会社が半分負担してくれる)という制度になっているため、保険料の負担が軽くなっています。

さらに、国民健康保険にはない「傷病手当金」という制度も備わっているので、会社を病気やケガで休むことになったときには給付金を受け取ることができます。

大手企業では、付加給付制度といい、定められた1ヶ月間の医療費の自己負担限度額を超過した費用を払い戻す制度があります。

 

金保険については、毎月の収入をベースに掛け金が決まります。

国民年金の上乗せ部分という考え方なので、負担する保険料は増えますが、医療保険と同じく半額は会社が負担してくれます。

国民年金と厚生年金とで、老後にもらえる老齢年金の平均月額を比較すると、圧倒的に厚生年金の方が受給額が大きいことがわかります。

国民年金受給者: 約5.5万円

厚生年金受給者: 約14.7万円

(参考:平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況

 

労災保険は仕事中や通勤中のケガ・病気・死亡等に対して保障してくれる保険です。

この労災保険の適用者は、会社員やパート・アルバイトなど賃金の支払を受けている者に限られます。

労働者を1人でも雇用している会社は必ず加入しなくてはならず、保険料の全額を事業主が負担します。

われわれ労働者は保険料を支払わずに、業務上発生したケガ・病気・死亡に備えられるんですね。

 

 

3.福利厚生

 

会社の規模にもよりますが、福利厚生が利用できる点も大きなメリットです。

先ほど紹介した社会保険料の半額負担も福利厚生の一つで、法律で定められている法定福利に該当します。

加えて、企業が自主的に定めて運用しているのが法定外福利で一般的に呼ばれている福利厚生です。

パッと思い浮かぶのが社宅・寮・家賃補助やレジャー施設やスポーツクラブの割引などです。
さらに当たり前のように毎年受けている健康診断も法定外福利の一種なんですね。

 

 

4.労働法による保護

 

われわれ労働者が労働基準法によってかなり手厚く保護されています。

労働時間の上限が設けられていたり、有給休暇があったり、最低賃金が必ず毎月1回もらえたりといったことは、労働基準法が適用されるからこその権利です。

そして一番のメリットは簡単にクビにならないところでしょう。

労働者を懲戒解雇するには相当高いハードルがあり、裁判で争って企業側が敗訴するケースも多く、そうそう簡単に解雇しようとしません。

だからこそ、自主退職に誘導しようとしてくるのでしょうが、それに乗りさえしなければ、相当重い懲戒事由に該当するような行為がなければクビになることはないと言っていいでしょう。

 

 

5.クレジットカード・ローン

 

既に述べた固定給・労働法による保護(クビにならない)により、毎月決まった収入がサラリーマンは約束されています。

返済がきちんと見込める相手ということでクレジットカードやローンの審査に通りやすいです。

フリーランスとして独立する前にクレジットカードを作っておけとよく言われますよね。

 

 

さてさて長々と書いてしまいました。 

特に福利厚生は僕のような日系大企業に勤めていると相当手厚く、簡単に手放すのが非常に惜しいです。

結論、サラリーマンとして毎月固定収入を得ながら、可能な限り定時に帰って自分の時間を作るというスタンスが攻守のバランスが取れていて最強なのではないかと考えています。

自分の時間は今の僕のように女の子と遊ぶことに使ってもいいし、アフィリエイトブログで稼いだりコンテンツ販売のために使ってもいいと思います。

一匹狼もいずれそういった小さな商売はしたいと思っています。

 

社畜として飼いならされない限りサラリーマンはたくさんの旨味があるし、逆にその旨味だけを吸い尽くして自分のしたいことをするという生き方をオススメします。

 

 

おしまい