一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

出張の夜の孤独感が好きだ

こんばんは。

 

今日は珍しく泊まりで出張に来ています。

皆さんは出張は多い環境でしょうか?

 

既に何度も記事にしていますが、僕はある業界でルート営業の仕事をしています。

大体が日帰りで行って帰れる距離にしか取引先はないのですが、たまーに先方が朝一番で来いとか、夜懇親会があるとかの場合、宿泊を伴うことがあります。

明日は8時半にアポがあるため、今日は某地方都市に宿泊予定ということです。

 

サラリーマンの出張についてググると、「出張 うつ」とか「出張 さびしい」などの予想検索が出てかくるが、これは僕には信じられない。

 

独身の僕ですら心踊るのだから、もし家庭を持っているお父さんであるのなら非日常を味わえる最高の楽しみになるはずである。

 

出張は新幹線・特急電車に乗るところから始まる。

ビール・駅弁を買って、会社の経費で落とした切符で指定席に着席する。

革靴を脱ぎ、そこから数時間の間は誰からも邪魔されることのないプライベートタイムである(とはいえ電話が鳴ることは多いが)。

 

そして、なんと言っても出張の醍醐味は夜の街をさまようことである。

夜の街は地域ごとに特色がありかなり興味深い。

ある程度の規模の街になれば必ず歓楽街があり、そこを夕飯前にフラフラと散歩するのは大変好奇心をそそられる。

その雰囲気(だいたいの地方都市が寂れているのだが)を味わうのがなんとも言えない。

 

できれば地元酒と食事も提供してくれる居酒屋で楽しい時間を過ごしたい。

一見さんは入りにくいのだろうな、なんて思いながらおそるおそるお店に入る。

大将と女将さんが迎えてくれ、「おう出張か!一品サービスするよ!」なんて言いながらもてなしてくれる。

 

時間に余裕があったら地方ナンパなんかもしたみたい。

まだ出張先ナンパの経験はないが、そんなことを考えながら過ごすだけでも楽しい気分になれる。

 

ホテルに帰る道すがら、外から来た自分だけが知らない街の中で浮いているような孤独感に襲われる。

僕はこの瞬間がどうしようもなく好きだ。

ああ、知らない街に来たのだなあという寂寞とした思いに浸る。

 

出張は体力的に堪えるので、特に女性は嫌がる人は多い。

僕はこういった楽しみがあるからたまに機会があれば喜んで手を挙げる。

何事にも当てはまるが、辛いと思わず楽しむ姿勢で臨めば悪くないものに変わる。

そんなことを思いながら居酒屋で地酒を飲む一匹狼でした。

 

 

おしまい