一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

幸福な人生を送るコツ

今日も橘玲氏に感化されて書きます。

漠然としているが「幸福な人生」がテーマである。

 

「幸福な人生」の定義は人それぞれだと思う。

個人的にこれについては、女・お金・夢・健康の4要素が満たされている状態であると以前書いた。 

今日はそんな幸せの「内容」は置いておいて、「時間軸」を考えてみたい。

 

橘玲氏の言うように、人生をロールプレイングゲームに例えると、最初がレベル1で、どんな頑張ってもレベル1からレベルアップができなければまったく面白くない。これは当たり前。

一方、最初からレベル99で、出てくるモンスターはいつも一撃で倒せて、すぐクリアできるゲームも同じくらいつまらない。

 

少年時代、ポケモンが流行った。

近年はポケモンGOが流行っているが、僕が熱中したのはゲームボーイの初代ポケモンである。

アラサーとアラフォーの間の世代の読者の方は10人いたら9人はやっていたはずだ。

それくらい社会現象になっていた。

僕も多分にもれず、この初代ポケモンを僕は異常なほどにやり込み、平日の夜と土日のほとんどを費やした。

(セーブする前に母親に掃除機をぶつけられ、データが止まってしまい激怒した記憶あり。それくらい命をかけていたのだ)

 

ある日、事件が起きる。

ある友人がポケモンをレベル99にできる裏技を他の学校の友達から入手してきたのだ。

スクールカーストの上位にいた僕は、学校で二番目にこの情報に辿り着くことができた。

 

せっかく苦労して進めていたのに、愚かなことに僕はこの裏技で手元にあるポケモンのほとんどのレベルを一夜にして99にしてしまった。

そのことで一時的に友達に対して優越感を得ることができたものの、当然すぐその友達も裏技を知るところになった。

苦労して育てた自分のポケモン同士を闘わせるという楽しみを味わえなくなった僕らは、その裏技が浸透するや否やポケモンブームは終焉を迎えることになった。

 

話が脱線したが、大富豪の子どもの人生はこれにものすごく近いということだ。

それに対して 、レベル1(貧困家庭)に生まれてから、だんだんレベル99の億万長者になっていくようなゲ ームは面白いし、幸福度も高いということだ。

 

この事実を証明するように、あるアメリカの研究によると、生まれたときから貧しくその後もずっと貧しいままの人の次に幸福度が低いのは、生まれたときからお金持ちでその後もずっとお金持ちの人だったという。

その一方で、幸福度が高かったのは、裕福でない家に生まれ、自分の力で成功した人だった。

 

このことから、人生を時間軸で見た場合に重要なポイントは二つだ。

一つ目は、いろんな障害を乗り越えながら、良い方に「変化」していくこと。

変化のない人生や、マイナス方向に変化する人生は幸福度が低い。

もう一つ重要なのは、最後がプラスになること。

「終わりよければすべてよし」のことだ。

10年前めっちゃモテたけど今は非モテなのと、昔はとんでもない非モテだったのに今少しモテ始めたことを比べると、足して2で割ったら前者の方が幸せの総量は多いはずなのに、誰もが後者の方が感じている幸福感は強いはずだ。

 

結局、人生を点ではなく線で考え、良い方向に進んでいけるよう努力し続ければいいのだ。

このことは、頭でわかっていてもなかなか日々勤め人をしていると忘れてしまいがちだ。

目の前の闘いに全エネルギーを投入したり、他人と比べることのバカバカしさに気がついた人から幸福への道を歩き出せる。

 

まあ、種明かしをすると、今回は会社で同期に遅れをとっている自身に向けた慰めの記事にもなっている笑。

あなたも、日々の戦いに疲れてはいないだろうか。

少しだけ視野を広げ、幸福な人生について考えてみてはいかがだろう。

 

 

人生は攻略できる

 

 

おしまい