一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ポジティブな生き方とネガティブな生き方

先日書評を書いた橘玲氏の『人生は攻略できる』を読み、いろいろと考えさせられる話題が多かったので、いくつかピックアップして私見を述べていきたいと思う。 

alonewolf-memorandum.hatenablog.com

 

今日はタイトルのとおりなのだけれど、ポジティブとネガティブどちらの思考を選択することが成功につながるかという話について、取るべき姿勢を考えておきたい。

われわれが植え付けられてきた常識的な価値観からすると、論を待たずにポジティブであることがいいに決まってるではないかという話になりそうだが、そんなに簡単な話ではない。

 

この論点について、橘玲氏の考え方をまとめるとこうだ。

①ネガティブな人間のほうが成功しやすい

②どちらも極端だとうまくいかない

③日本はネガティブ度が高い人が多いのでポジティブに考えた方が成功する

 

 

「①と③逆やんどっちやねん」という感想を持ちますよね。

①ネガティブな人間のほうが成功しやすいことの根拠は、たとえば重要なテスト前に何か楽しいイベントがあったような場合に、「まあ大丈夫だろう」と思いイベントに行くのがポジティブな人、「試験の点数が悪かったら不安」だから我慢して家で勉強するというのがネガティブな人である。

仮に頭の良さが同じであれば、当然テストの点が高いのはネガティブな人であり、テストに限らずこういったことが人生で積もりに積もっていくと、大きな差となっていくというわかりやすい話だ。

②どちらも極端だとうまくいかないことについては、ものすごく不安感が強いのはうつ病だし 、あまりに楽観的だと不真面目とかいい加減と思われて誰からも相手にされなくなるという話。まあそうですよね。

③日本はネガティブ度が高い人が多いのでポジティブに考えた方が成功することについては、日本人は世界で一番ネガティブ度が高いといわれているらしいです。

こういったみんながネガティブな社会では、意識的にポジティブになった方がうまくいくことが多いという結論になります。

 

要は本質的にはネガティブであっていいが(むしろ成功に近づく)、日本のようなマイナス思考人間ばかりの国ではポジティブに振る舞うことで他人と差別化できるという話になる。

よって、本質的にはネガティブなんだけど、表向きは意識的にポジティブに振る舞うというのが、一番成功に近づくタイプになるのではないだろうか。

僕は元来割とこのタイプに当てはまると思うのだ。

実はネガティブな自分に劣等感を感じたりすることもあったのだが、逆にそのことをプラスに考えた方が良さそうである。

 

読者の皆さんも、これを機に自分がポジティブなのかネガティブなのか考えてみてはいかがなろうか。

行き過ぎたポジティブ思考であれば、一度それを修正することを考えるべきだし、少しばかりネガティブでも、そんなに悪く考える必要はないのだ。

 

ただ、これはあくまで社会的成功という観点での話である。

恋愛となれば別だ。

当たり前だがネガティブな男はモテない。

女にモテたければポジティブ一択だと思う。

どんなに振られてもめげない「楽天性」。

複数の女子を常に追いかけ、初回デートでベッドに誘う「積極性」。

どんな性格の女子ともうまく話をすることができる「社交性」など。

ポジティブであればあるほどいい。

ここだけはアメリカ人的な底抜けのポジティブさを見習っていきたいものだ。 

 

 

人生は攻略できる

 

 

おしまい