一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ヤリチンになる第一歩は友達断捨離するところから

30代半ばにもなると、昔を思い出すことが増える。

そう、今日は思い出話である。

 

今でこそ定期的に女性を抱けている私一匹狼であるが、事実、かつての僕は、非モテこじらせ男の典型だった。

社会人になりたての頃、学生時代から付き合っていた彼女にフラれてからというもの、まったくといっていいほど女っ気がなく、このまま二度と女性を抱くことのないまま人生が終わるのではないか、とさえ思っていたほどである。

 

一念発起し、『モテる技術』『もう合コンに行くな』などのモテ本・ナンパ本を漁り始めたが、同時に進めたのが、モテるためにいらない友人をすべて断捨離するというもの。

このスタンスは間違っていなかったと思う。

 

いい影響であれ、悪い影響であれ、関わった人間の影響は必ず受けるもの。

だから、かつて付き合ってきた人間・今付き合っている人間が、これからの自分を作ることになる。

だから、モテない男ばかりと接していると、自分もいつの間にか、モテない行動をする人間になってしまう。

 

そこで当時 、僕はモテる男になるため、ほんのひと握りのモテ男とモテなくともナンパに付き合ってくれる男だけを残し、すべての友人関係を処分した。

処分した友人の中には人としての魅力があった人や僕にかつて親切にしてくれた人もいた。

しかし、そんな友人でさえ「モテたい」というブレない一番の目的を達成するために断捨離した。

 

一時的に一匹狼国を鎖国状態にし、新しい文化を自分の中で根付かせる必要があったのだ。

具体的には「非モテコミット」と「フレンドシップ戦略」を中心としていたそれまでの僕の恋愛戦略から、「ナンパ」や「ワンナイト」という異文化を定着させなければならなかった。

金曜の夜に赤提灯で同類のモテない男と「なんだかんだで男の友情が最高だよなぁ〜」とか言いながらカップルを横目で眺めながらクダを巻いている人生を続けていたら今頃どうなっていただろうか。

 

その後、ナンパ生活をスタートし、手探りで実地経験を積みつつ、まずはあまりかわいくない会社の同期や同じくあまりかわいくない昔合コンで知り合った女子などにアポを取り付け、アンケート調査がてら女修行を始めた。

同じような質問を異なる女性に繰り返し、そのリアクションを分析すると、どの女性もすべからく持っている性質と、女性のタイプごとに反応が異なる部分が見えてきた。

当然今日はそういった話は詳しくは論じないが、モテ本で知識を入れ、アポでアンケート実施、それらを集計したうえで、実践活動を繰り返していった。

我ながら上手いことPDCAサイクルが回せたと思う。

この頃は毎日成長している感が強く、本当に楽しかった時期だ。

 

おかげさまで、約半年後には即れ始めたし、落ちやすい女子のタイプも推測がつくようになったし、どういった時にどういったアクションを取れば嫌われ、逆に好かれるのかということがだんだんとわかるようになったのだ。

 

「一匹狼」という名前に拘るのは、そんな苦労人時代を忘れないためでもあるのだ。

 

 

おしまい