一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

若かりし頃のトライ&エラーが人生の可能性を広げる

今日も『人生は攻略できる』からネタを拝借。

今日は人生における「可能性」と若いうちにやるべきことがテーマです。

先日の書評記事でも触れた内容なのですが、改めて書きたいと思います。 

alonewolf-memorandum.hatenablog.com

 

人は無限の可能性を持って生まれてきます。

幼稚園の時は「大きくなったら何になりたい?」と母親や幼稚園の先生からよく聞かれたと思います。

小学生くらいまでは、重たい病気であったり、障害があったりしなければ、あらゆる職業に就ける可能性を僕らは持っていたと思います。

卒業文集には、医者・弁護士・総理大臣から、警察官、学校の先生、スポーツ選手など皆大きな夢を口にしていたのではないでしょうか。

 

中学に入った頃から、その選択肢はどんどん減っていきます。

ある程度勉強ができないと、医者や弁護士という選択肢はかなり厳しいものになります(その前に偏差値の高い高校に進学しないと可能性は絶望的となるから)。

他にもプロサッカー選手を目指しJリーグのジュニアユースに入ったものの、自分より上手い子がいっぱいいて挫折した、アイドルになりたかったけどオーディションを受けたらまわりはかわいくて才能のある子ばかりだった。

レベルの差こそあれ、こういった経験は誰にでもあると思います。

 

かくいう僕も幼稚園の時からピアノを習わされたものの、楽しくなかったのと才能がなかったため、まったく芽が出ないまま小学校の途中で辞めた経験があります。

さらに、某スポーツでは地域の選抜選手として地元でも少し有名だったため、中学校までは本腰を入れてやっていましたが、所詮部活動レベルの僕が上の次元で通用するわけもなく、都道府県レベルの大会で自分の非力さを痛感させられたということもありました。

これが、人生で初の挫折経験だったと思います。

 

一方、中学3年で部活動を引退してから、おろそかにしていた勉強に集中すると、半年の勉強であっさり地元でナンバーワンの進学校に進学することができました。

スポーツは誰よりも努力してもまったく結果にならなかったのに、勉強の方はメキメキと実力が上がり、人並みの努力で全国的にもトップクラスの成績となっていました。

ああ、人には向き不向きがあるなぁとその時しみじみと実感した経験になりました。

 

この出来事は、自分の人生観に対し、非常にポジティブな影響を与えてくれました。

スポーツ選手という選択肢が一つ減ったことは、一見挫折のようにも見えるけど、「自分の好きなこと・得意なことを見つけて、それに集中していく」という選別作業を一つを終えたことになります。

「これだけ努力してダメだったんだから、きっと自分には向いていない」とわかり、すんなりとスポーツ選手を諦めることができました。

 

このような経験を繰り返し、一般的に多くの人が20代から30代前半までに選択肢が一つに固まっていきます。

だから、選択肢がたくさんあるうちに、「好きなこと・得意なこと」を見つけるためにいろんなことに挑戦すべきだと思います。

学生時代までは将来いろいろな職業に通じるような経験をすべきだろうし、社会に出てからも今の職場が何か自分には合っていないと感じるのであれば、20代のうちに転職や起業・海外赴任などに積極的にチャレンジすべきでしょう。

そうやって若いうちに自分の「好きなこと・得意なこと」を見つけておかないと、歳を重ねるに連れ、選択肢が無くなった際に行き詰まります。

なぜなら、40代・50代になってから何か新しいことを始めようと思っても、既にそのことを何十年も必死にやってきたライバルがいるから。

自分の勤めている会社の諸先輩を見ていても、これからどうすればいいかわからなくなっているおじさん達をたくさん見ます。

彼らは、会社に指示されたことだけを何の疑問も持たずやってきて、自分の「好きなこと・得意なこと」を見つける努力をしなかったからだと思います。 

僕たちはこんな失敗をしてはいけません。

だから、できるだけ若いうちに、トライ&エラーを重ね、自分の「好きなこと・得意なこと」を見つけてそれに集中していくという作業をしていきましょう。

本当に橘玲氏の本は面白い。

 

 

人生は攻略できる

 

 

おしまい