一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

リファラル採用の面接に行ってくる

明日は19時くらいに仕事を切り上げて、新橋の居酒屋でリファラル採用の面接(ただの飲み会だけどw)を受けてくる。

リファラル採用とは、社員の紹介による採用のことである。実際にその会社で働いている社員の紹介であるため、転職サイトや転職エージェントを介した採用よりも、適した人材を募集できると一般的に考えられている。欧米では採用で重要な役割を果たしているが、近年日本でも広まりつつある採用方法である。

僕が勤めている会社の新卒の時の同期が、某外資系の同業他社に転職して今勤めているのだが、彼がぜひ僕と働きたいという嬉しい推薦をいただき、彼のボスに面接していただく運びになったのだ。同業他社からの転職の場合、基本的に給与は前職から据え置きで、全国転勤が無くなるという条件のようだ。あとは、営業職で採用されたら原則ずっと営業として働くことになる。日系企業の総合職とはこのあたりがだいぶ違う。

 

思えば、ここのところ、自分の会社の仕事が順調なので、つい自社で出世することばかりに目が行きがちになっている。しかし、こういう時こそ、外の世界に目を向け、自分の市場価値を確かめることが大切だと思っている。というのも、サラリーマンなんて会社の都合と上司の気分一つで理不尽な人事異動をさせられることなどザラにあるからだ。そんな時のために常に備えておくことは、どれだけやってもしすぎることはない。会社人生いつ下り坂になるかはわからない。ただ、一つだけ言えるのは、追い込まれてから転職の準備を始めても遅すぎると言うことだ。転職の準備はノッている時にこそすべきである。

 

さて、カジュアルな面接とはいえ、さすがに金曜の夜の貴重な時間をもらうので、準備は綿密にやっている。職務経歴書を書いたり、面談の準備をすると、自ずと気が引き締まってくる。

転職市場という、会社という組織から放り出されて、自分がどこまで評価されるかわからない環境に見を置くことは大変有意義だと思う。自分の会社が潰れても生きていけるための準備を常にしておくことは、これからの時代必須になってくるだろう。

 

今晩は面接のイメージトレーニングをしている。それぞれ書評にも書いたが、今年の夏にかなりの数の転職本を読んだ。それらを今日改めて見直していて、面接の際に注意すべきポイントとして共通して書かれていたことを3つまとめてみた。

 

1.会社への熱意ではなく、自分を雇うメリットを伝える

志望動機を語る際、「企業理念・商品・サービスに魅力を感じて」とか、「一緒に働きたいと思う人が多いので」という理由は、社会人経験のない新卒の面接なら許されるだろうが、転職の際は即戦力としての活躍が求められる。よって、自分がその企業に入りたい理由を伝えるよりも「自分を雇うことのメリット」を伝えることの方が、遥かに重要になってくる。

 

2.社内評価ではなく、個人としてできることを伝える

僕はいまの部署に異動してから、社長賞を何度も受賞している。ただ、その社長賞はあくまで「社内の物差し」における評価に過ぎない。肩書きは一見スゴそうだが、面接する側はこれだけでは個人として何ができるかがわからない。したがって、どうやって個人として成果を出したかをアピールしていくかが大事。具体的には、「どんな目標があって」「その目標を達成するために何を考え」「どんなことをしたのか」を伝えることが必要になる。

 

3.より高い視座で話をする

自分に与えられた足元のミッションだけでなく、会社として目指している姿まで踏まえて話ができると、求職者としてはよりベターである。 会社が目指している視点から物事を捉えるためには、日頃から高い視座で仕事に取り組むしかない。マネジャーになれば、当然自分だけでなく組織の目標を与えられるはずなので、こうした能力があると面接での評価は自ずと高くなる。

 

こうした視点を考慮にいれつつ、しっかり面接の準備をして、明日は新鮮な気持ちで面接に望んで来ようと思う。ただの飲み会になってしまう可能性もあるが・・笑。

 

 

おしまい