一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

今求められる「引きこもり力」

3月初旬より、会社からテレワーク指示があり、家にいる時間が格段に増加している。

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先週末、東京・大阪では不要不急の外出を自粛するよう要請があったし、首都圏を中心とした各地で都内への不要不急の移動を自粛するよう要請があった。

春に収束するという楽観的な予想もあるが、3月末時点で感染拡大が制御できていない現状からみるに、長期化する可能性が高いとみるのが自然であろう。

それどころか、あくまで個人的な予想ではあるが、北半球と南半球の人の往来がある現代のグローバル社会において、ここまで全世界に感染者が広がっていたのでは、なかなかウイルスは収束しないのではないだろうかと思っている。

 

さて、コロナウイルスの驚異から身を守る、シンプルかつ最強の方法は、「自宅から出ないこと」である。これほど簡単で確実な自己防衛策はない。

そんな今、我々の「引きこもり力」が問われているのではないかと感じている。

大学時代、ウェーイ系男子を指をくわえて見ていた僕らのための時代が、もうそこまできているのだ。

 

ちなみに、引きこもりはウイルスに強く、ウイルスは社会に強く、社会は引きこもりに強いという三竦みでの相関関係が解明されたようだ(笑)。

 

 

だが、社会がテレワークを推進している今、引きこもりがこのトライアングルの頂点に立てるチャンスが到来しているのだ。

 

近頃の僕は、コンビニに食料を買いに行ったり、日中ジムに行ったり、夜女の子とたまに飲みにいったりはするが、基本的にずーっと家にいる。

それで退屈しないかと聞かれると、めちゃくちゃ快適に楽しく過ごせている。

 

ということで、今日は最近感じている引きこもりのメリットをお伝えしたうえで、引きこもり適正のある人の特徴を述べたいと思う。

正直、これからしばらくの間、引きこもり適正のない人は、諸々の行動の制限をダイレクトに受けるので、かなりきつい日々を送ることになるだろう。

  

引きこもりのメリット

何でも手の届くところにある

当たり前だが、自宅なのでパソコン、タブレットBluetoothスピーカー、紙の本、これらが全部手の届くところにあり、いつでも使える。

もちろんベッドもあるし、風呂もあるし、キッチンもあり、好きなタイミングで利用できる。

外では、持ち運べる物の数に制限があるし、それだけバッグが重くなる。

というか、そもそも僕は手ぶらで外出したいので、物を持ち歩くこと自体が好きではないのだ。

 

寝たい時に寝れる

次に、寝たいときに寝れるのが大きい。

僕は眠くなるとまったく使い物にならなくなる。

仕事も読書も億劫になるし、ナンパしてせっかく口説いている女子を前にした時すら、もはやどうでもいい、と思ってしまうくらいだ。軽い一過性のうつみたいな感じになって人生を投げ出したくなる。

自宅にいれば、寝たい時に寝たいだけ眠れる。こんなにシンプルで素晴らしいことはないだろう。

自分の眠り慣れたベッドというのは、眠りの深さという点でも外で寝るのとは格別の感がある。

移動中の電車やコンビニの駐車場に車を停めて寝るのとは、やはり起きた時のスッキリ感が全然違うのだ。

 

経費が抑えられる

これもチリも積もればで大きいのだが、自宅にいるとあらゆる経費が抑えられる。食料・酒はスーパーで買えば安いし、街を歩いていてつい買ってしまう無駄な買い物もしなくなる。

思えば、外回りの時、僕は毎日昼食&おやつに1500円以上使っていた。

自宅ならわざわざおやつを買いに行くこともなく、空腹になって初めて食べ物を口にする。

しかもそれが玄米・納豆・プロテインのお湯割だから、ほとんどお金がかかららないのだ。

引きこもることで、経費が抑えられ、健康的な食生活も得られるのである。

 

周りに人がいない

元来人間嫌いの僕からすると、外出すると、必ず他人と空間を共有しないといけないので、外に出るというだけでストレスが溜まる。

・牛丼屋で店員に「出てくるのが遅い」とキレるオヤジ

・公共の場でマスク無しで大きな咳やくしゃみをしているババア

・昼間から山手線の車内で酒を飲んでいるジジイ

僕が実害を受けている訳ではないのだが、そう言ったガイ◯が目に入るだけでものすごいイライラしてしまう。そして、どっと疲れる。

自宅は誰とも触れ合わないで済む、僕一人の楽園だ。

 

ここまで引きこもりのメリットについて語ってきたが、続いては引きこもりの適正について述べてみよう。

この引きこもりの適性がないと、そもそも上で紹介した引きこもりのメリットをメリットとは思えないかもしれない。

実際、Googleで「コロナ 引きこもり」と入力すると、「辛い」というワードが予測検索される。

引きこもりは適性がない人には苦痛この上ないみたいだ。

 

引きこもり適正

快適な自宅環境

快適な自宅環境をキープできることはかなり重要。なぜなら、自宅は引きこもるベースとなる場所だから。

家は寝に帰るだけだからと、散らかったままにしてないだろうか。

外見的にも実質的にも部屋は整頓して清潔に保たないと引きこもりの満足度は下がるだろう。

そもそも、引きこもり以前に、女の子がいつ来てもいいように、自宅はきれいに掃除しておこう。

そして、充分な食料・飲料と娯楽(スマホ・本・タブレットなど)があれば言うことないだろう。

 

独身(もしくは単身赴任)

引きこもりは独身(もしくは単身赴任)の専売特許ではないかと思う。

誰かと暮らしている人は、長期間引きこもることはかなりきついのではないだろうか。

僕も一度女の子と半同棲したことが一度あるが、一ヶ月と持たずに荷物をまとめて出て行ったことがある。

自分以外人間が家にいるということは、かならず我慢が伴うものだ。

まだ寝たいのに同居人が起きる。

逆に自分が起きたいのに同居人が寝ていて気を遣う。

同居人の水回りの使い方が汚い。

いつも自分ばかり掃除させられる。

などなど、挙げようと思えばいくらでもイラッとするシーンが考えられる。

 

内向的(インドア)な趣味がある

外に出て誰かと過ごすのが唯一の気分転換だ、毎週末草野球の試合をしないと休んだ気がしない、釣りに行ってボーッとするのが至高の楽しみだ、という人間には引きこもりは向いていないだろう。

逆に、読書・インターネット・ゲーム・筋トレ・宅飲み・料理など、内向的な趣味がある人が向いている。

 

テレワーク可能な仕事に従事している

いかに引きこもりたくても、製造業や接客業、介護・医療関係などに従事していたら、職業柄テレワークのしようがない。引きこもりたかったら、テレワーク可能な営業職や事務職、クリエイティブ職などに転職するしかない。

 

いかがだっただろうか。 

アマゾンで食料も日用品も簡単に調達できるこの時代、2週間くらいは余裕で引きこもれるぞ、と思っている。 

なんとなくマイナスな響きのあった「引きこもり」。その価値を今一度再確認してみよう。

このコロナパニックは早く収束してほしいが、引きこもりに優しい社会が続くといいなーと切に思う今日このコロナのである。

 

 

おしまい