一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

昇給とともに生活水準を上げないこと

金持ちになるための方法はシンプルだ。

今日は20代後半〜30代前半くらいに陥りがちな失敗についてお伝えする。

 

批判はあるが、どんなに優秀でも日系企業の新入社員は、いまだに年収250~300万円くらいからそのキャリアがスタートする。

僕の場合は、東証一部上場企業なので、20代後半で600万〜800万代に昇給し、30代前半になると1000万近くに到達することになった。

しかし、20代の頃、毎年100万単位で昇給していたにもかかわらず、奇妙なことが起きていた。

 

金が全然貯まらない

のである。

 

というか、むしろマイナスくらいの勢いが数年続いた。

 

毎月5万以上手元に残るお金が増えているはずなのに、こんなことになるのはどうしてだろうか。 

これは、前回お伝えした「給料の最低10%を貯蓄に回す」という話と表裏一体ではあるが、生活水準が昇給とともに上がっていたことが原因にほかならない。

 

経験上、生活水準は、自分で気をつけない限り、必ず収入と等しくなるまで大きくなってしまうものだ。

そして、よく言われることだが、一度上げた生活水準を下げることはけっこう大変だ。派手な生活を送っていた芸能人が、仕事がなくなった後も同じような生活をやめられないせいで、自己破産した例は枚挙にいとまがない。

 

ここで、自分自身の欲求をベースにした生活水準と必要経費とを混同せずに冷静に考えてみることが必要となる。

今、慣れきってしまった生活習慣をもう一度よく見直してみよう。

これまで何気なくしていた支出が、よく考えれば削減できるかを考えてみるのだ。

この作業は、自分の楽しみが減少することに直結するので、ストレスがかかる。

しかし、金を貯めるには必須である。

 

この作業をする際は、昔の自分を思い出してみるといい。

大学生の頃は、彼女とはマック・サイゼリヤでご飯、友人との飲み会ははなの舞さくら水産でも幸せだったはずだ。それが、社会人になるとドトール土間土間になり、数年経つとスタバ・個人経営のレストランとなっていく。

もちろん、こうしたレベル感の店じゃないと嫌だと言う彼女もいるだろう。

そんな彼女は今すぐ切るべし。すべての出費を自分が出していたら絶対将来金持ちになれない。「ケチ」と言われても気にしなくていい、金持ちになる方が先決である。

僕はこのあたりの選球眼には長けていて、飲みに行っても3~4割出してくれる彼女ばかりでとても恵まれているなあと思う。

ちなみに昔はナンパもストリートでがんばっていたのに、それがクラブになり、歳を重ねると相席屋になっていく(笑)。若作りしてお金は節約しよう。

 

支出について考える際は、もちろん貯蓄に回す収入の10%を脇において予算を立てること。収入の9割の範囲内で、必要な物を購入し、娯楽もまかなうことを肝に命じよう。

 

参考書籍:『バビロンの大富豪』

 

 

おしまい