一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ナニワ金融道とマルクス主義

こんばんは。

先日から読み始めた『ナニワ金融道』が面白くて、読書や勉強のペースがやや落ちてしまっています。

マンガアプリというのは便利で、複数のアプリを使えば無料で一日20話くらいは一気に読めるんですよね。

年末年始は宅建の勉強もがっつりしたいので、娯楽はほどほどにして、緊張感を持って毎日過ごしたいと思います。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

1.時事ネタピックアップ

 

ピーチが定額乗り放題へ
国内初、全路線対象に検討

https://bit.ly/3hqmUxR

 

LCCはただでさえ客層が微妙なのに、これ使うやつとか同じ便に乗り合わせたくないな。ちなみに、サブスクと思いきや、日経の記事によると2021年2月の1ヶ月間限定とのこと。リスクを最低限にして費用対効果の検証をしたいのだろう。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

2.本日の一匹狼語り 

 

ナニワ金融道マルクス主義

最近ハマって呼んでいる『ナニワ金融道』だが、時代背景は異なるものの、楽しみながら金融関係の知識が身につく傑作である。

 

ナニワ金融道1 (SMART COMICS)

 

僕は、序盤で出てくる、

「金融屋は何も考えんことや!!」

というセリフがとても気に入っている。

金融屋に限らず、金のことを考える時は、私情を挟まない方がいいだろう。 

 

さて、本シリーズの著者の青木雄二さんを調べてみると、驚いたのが、熱心なマルクス主義の信奉者だったということだ。

ナニワ金融道』といえば、金融漫画の先駆け的存在だが、よく資本主義を否定しながら、資本主義社会である日本をここまでリアルに描けたのだと感心したのである。

しかし、よくよく考えてみると、そもそもマルクスの『資本論』の前半部分は、資本主義を打倒するために、資本主義の分析を徹底的に行っているのが特徴なので、青木氏も資本主義の本質を非常によく理解していたのだろう。

 

青木氏はナニワ金融道のスピンオフ作品として『ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学』という著書も出している(紙の本は中古のみ・Kindle版あり)。

 

ナニワ金融道 ゼニのカラクリがわかるマルクス経済学 (講談社+α文庫)

 

本書をざっと読んだ感想だが、

・労働者の給料は生活に必要経費な経費のみ(労働者は搾取されている)

という、資本主義の本質が示されているものの、

通常のビジネス書では、

・自分のビジネスを持て

・不動産を持て

などと続くはずが、本書では、

・労働者には革命的団結が必要だ

とけっこうガチな共産主義を標榜していてビックリしてしまった。

まあ、『ナニワ金融道』の連載スタート時点では、まだソ連がギリギリ健在だったりした時代(1990年)なので、今とはだいぶ共産主義のポジションも違ったのだろうが。

あと、活字が関西弁なのが読みづらさに拍車をかけている(笑)

 

ちなみに、資本論の一番わかりやすい解説本は、今のところ木暮太一氏の『人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点』である。

関西弁でないので読みやすいし、社会平均より自身の必要経費を下げる、目先のインセンティブではなく長期的に労働力を向上させる資産を積み上げていく、といった資本主義攻略の正攻法が書いてある。

 

人生格差はこれで決まる 働き方の損益分岐点 (講談社+α文庫)

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

3.一匹狼の好きな言葉 

 

僕を嫌いかどうかは、僕ではなく相手の問題である。相手を変えようとして努力したところで限界はある。いやそれはたぶん無理なことだ。そんな意味のないことに気持ちや時間を取られるくらいならば、目の前の自分のやるべきことに集中した方がいいに決まっている。人生は短い。

──堀江貴文我が闘争より

 

我が闘争 (幻冬舎文庫)

 

7つの習慣』における「関心の輪/影響の輪」の話、『嫌われる勇気』における「課題の分離の話である。主体的な人生を送るための超基本マインドである。

 

おしまい