一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

期末の過酷な労働

多くの企業が3月末に期末を迎えると思う。

なぜかこの時期は多くの人が忙しくしている。

仮に3月末決算だとしても、決算処理に直接かかわるような経理部門でない限り、忙しいということは組織構造的に起こらないはずである。

経営企画部門にあっては翌年の経営方針は既に決定しているだろうし、人事部門も当年度の人事評価や人事異動は決定済であとは4月を待つだけ、事務部門は業務量の波はそれほどないはずだし、われわれ営業部門も未達の数字がどうなろうともう自身の評価は決まっているのでやるだけ損という状況なのだ。

 

メンバーの入れ替えと新人の受け入れという大きなイベントが待っているので、それで忙しくしているケースが多いようだが、実際会ってみないと使いようがわからないので、それほど準備する必要はないというのが持論である。

4月半ばにもなれば、9割方のケースで「思ったより使えなかった」とか影で異動してきた人間の悪口を言っているが、他の部署からきて自分より使えるワケがないのだ。

本当にサラリーマンという人種は他人の悪口とかマウンティングを常にしていないと気が済まないらしい。

やっぱり、どんな手段を使ってでも人事異動・転勤は避けたいものである。

 

ということで、ワタクシは完全に取引先放置プレイでダラダラしていたのですが、うまいこと社内政治をやったこともあり、来期も続投となっていて、気づけば部署内でほぼ経験年数が最長のプレイヤーとなっていたわけです。

そんな中、昨日の朝、部長から来期の営業部の運営案をまとめたパワポ資料を作成するよう指示がきました。お前の経験とノウハウを盛り込んで15枚程度にまとめろと。期限はなんと当日中。

こんな日に限ってアポが3つも入っていたりしたので、久々に帰宅が22時を超えてしまった。

突発的な期末の過酷な労働。最悪である。

 

ここ1年くらいは、ゆっくりブログのネタを考えたり、ジムで筋トレしたり、暖かい風呂に入って身体をほぐしたり、日記を書きながら自分と向き合ったりと、1日最低4~5時間は自分の時間があった。 

ところが、昨日はスマホでニュースを30分ほど読んで限界。風呂も入らず爆睡である。

多分、これを数週間続けると簡単に思考停止すると思います。いかに頭ではわかっていても、肉体が疲労しすぎていて、強制的に電池切れになりますからね。

若手の頃は毎日7時に会社に行って終電で帰ってましたけど、今思うと狂ってましたね。 

 

この状態こそ「労働者は搾取されている」というマルクスのいうアレですね。

一般的な労働者は労働力再生産の経費(明日も会社に元気に出社するためのギリギリの経費)しか与えられないから、逆にいえば経費のギリギリまで働かされるということ。

だから、出世したらその分仕事がしんどくなるんですね。

 

やっぱこんな毎日全然幸せじゃないぞ、マトモな人間の暮らしじゃない。

出世できなくても早く帰れる方が100倍幸せ、ということに気づいた1日でした。

今日は頑張って18時に帰宅した!

 

おしまい