一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

書評『ぼくは愛を証明しようと思う。』藤沢数希

最近ナンパ本ばかり読んでいます。

今日は数年ぶりに読み返したこちらの本。

 

ぼくは愛を証明しようと思う。
★★★★★

 

恋愛工学の祖である藤沢数希氏が、その理論を小説形式で記した本。27歳の非モテ弁理士渡辺が、事務所のクライアントである永沢に偶然六本木のバーで会い、そこから永沢に教えを請いながらモテ(セック〇マシーン)の階段を駆け上がっていくストーリーである。

著者の藤沢数希氏は、外資投資銀行でマーケット分析やトレーディングに従事した後に作家として独立したという経歴で、経済・金融系の著書も複数あるが、何より恋愛工学の提唱者として有名である。彼は大学卒業後に欧米に留学した際、日本人男性としてまったくモテない日々を過ごし、半年ぐらいずっとクラブでナンパをしていたという。恋愛工学はその時の経験が基になっているようだ。

参考:ナンパは長期的に勝てるゲーム!? ナンパ師×恋愛工学の提唱者・藤沢数希が対談[前編] | FASHION BOX

 

物語の序盤は主人公の渡辺がザ・非モテという感じで、広告代理店勤務の年下の彼女に浮気されながらもなんとかすがりつこうとするが、仲直りの印に30万円のバッグをクリスマスに買わされ、仕舞には着信拒否をされLINEをブロックされるという悲惨な扱いを受けたうえ、事務所のアルバイトの大学生に引っ越しを手伝ってほしいとお願いされ当日ルンルンで家に行くと、そこには彼氏がいて力仕事だけやらされて帰らされるなど、踏んだり蹴ったり。そこで永沢さんと六本木で偶然出会い、人生が変わっていくのだが・・。賛否のある結末も読んでのお楽しみ。

非モテコミット・フレンドシップ戦略の解説など、非モテがなぜ非モテなのか」が非常によくわかる。なにせ若い頃自分が似たような行動を取りまくっていたので、感情移入せずにはいられない。2015年出版で発売日に買いに行ったのをよく覚えているが、もう少しこの本が早く出版されていたら非モテをこじらせずに済んだと思う。

ルーティン・地蔵・オープナーなどのナンパ用語が太字で示されおり、一通り読むとナンパクラスタの基礎知識を習得することもできる。恋愛工学界隈のアカウントのブログやツイートも楽しく読めるようになるだろう。

 

永沢さんのナンパに関する心得がいちいち参考になるのだが、その中でも2つだけ引用しておく(笑)

「俺はナンパで人を騙したくない。親切に自分の時間を使って道を教えてくれた人に対して失礼だろ? それが噓だったとしたら。そして、あとでタイプだ何だといって話しかけた段階で、それが噓だったということは相手にも必ずわかる。そんな出会い方はよくないんだよ」

「恋愛プレイヤーは、人々をいい気分にするために街に出るんだ。俺たちは、出会った女を喜ばせるためにナンパしないといけない」

 

現存するナンパ本・モテ本の中で随一の一冊と言って間違いない。「キモい」「フィクション」「女子蔑視」など批判も多い本ではあるが、一定のレベルまでの女子とは、本書のやり方をなぞるだけでセック〇ができるようになることは間違いない(経験談)。

一人の女性と長期的な関係を築きたいというのであればまったくオススメできる内容ではないのだが、とりあえずある程度のルックスの女子とお手軽にセック〇がしたいというのであれば、再現性のある良本であると言える。

 

おしまい