一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

出世するインセンティブが減った世の中で・・

タイトルに関連し、まずはマイナビの出世に関する調査をご紹介したい。

tenshoku.mynavi.jp

 

全国23~29歳の正社員2000人を対象に行われた調査だが、「絶対に出世したくない」「あまり出世したくない」の割合が約半数を占める一方、「絶対に出世したい」というガツガツした若者は9.9%と1割を切っている。

しかもこれは2012年の調査なので、これだけ転職・副業と騒がれている現在、「出世したい」側に数字が伸びていることはまず想定できないだろう。

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親世代からすると、われわれ男子が競争から逃げているように見えるらしい。

だが、僕からすると、以前に比べて出世するインセンティブが激減しているからに過ぎないと思っている。

 

綺麗事は抜きにして、少し前までの日本企業で出世するメリットを挙げていくと、金・権力・女の全てが手に入ったと聞く。

90年代までは給料は右肩上がりだったし、交際費や経費も使い放題、ルール逸脱行為の許容、部下に対してパワハラし放題、新入社員の女子とチョメチョメできるといった特典があった。

特に、男として新入社員女子とのチョメチョメはかなりの出世の動機になったに違いない。

 

友人の某損保会社の社員に聞いたのだが、実際10数年前までは、支店長クラスになれば、年収は1500万超、部下の女子社員と毎晩やり放題、そして毎日出社せず朝から打ちっぱなしでゴルフ練習が許されたのだという。

このケースは極端なのかもしれないが、ここまでの金・権力・女が手に入れば、たしかに出世をするインセンティブもあると認めざるを得ないだろう。

 

だが、今はどうだろう。

仕事で成果を上げても大して給料が上がらず(しかも怠けても給料が下がらないというジレンマあり)、コンプライアンスが年々厳しくなり交際費や経費の使用もどんどん削られる。

バブル世代が上に詰まっている中で、頑張って出世しても、今度はパワハラ・セクハラリスクで不用意な言動は一切許されないという肩身の狭い状況に置かれる。

考えてみると、パワハラ・セクハラの厳格化と働き方改革による勤務時間の削減の時期が被ったのは、偶然ではなく必然だったのかもしれない。

出世しても旨味がないから仕事なんてやってられない、と多くの男が考えるようになったからだ。

もちろん、会社としては馬車馬のように頑張ってもらわないと困るので、経営層は社員間の競争を煽ってくるけど、賢い若手はそんな見え透いた策はとうに見抜き会社と距離を取っている。

 

出世するインセンティブが減った世の中で、僕たち男はどうやって生きていこう。

給料も上がらず、自由な発言も許されず、女を当てがわれるわけではないので、外でストナンをして女を調達しよう!

少なくともストナンの世界では、勤務先や役職は関係ない!あらゆる男に平等な厳しい勝負の世界。だが、声をかけるだけなら一円もかからないし、いつどこでゲームをやるかも自由だ!

会社というクローズドな世界で上を目指すのではなく、君もストリートで男としての高みを目指してみないか?

 

おしまい