一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

知っておきたい境界認知という言葉

最近知ったのだが、IQ70~84の人を「境界認知」というらしい。

IQ70未満は知的障害者に分類されるが、人口に占める割合は約2%程度とさほど多くはない。

一方、この境界認知は人口の約14%、つまり約7人に1人が該当する。同じクラスに4〜5人はいる計算になる。

 

ひと昔前のWHO(世界保健機関)による分類では、このIQ70~84までを境界線「精神遅滞」といった定義がされていた。「精神遅滞」は、今で言う「知的障害」のことなので、つまり現在の境界認知の人たちは、かつては知的障害に含まれていたことになる。

どのような事情があったか定かではないが、1975年以降になると、知的障害は現在のIQ70未満に変更となり、境界認知の人々は「グレーゾーン」として認識され、普通学級に入れられるようになった。

私は中学校まで地元の公立に通っていたが、たしかに今思えば明らかに話が通じない子とか、テストの点が絶望的に悪い子とか、何をやらせても要領が悪いなぁみたいな子がそれなりの数いたことを思い出した。

彼らは見た目には違和感がないことも多く、普通の人として特別なケアもされずに扱われ、障害者手帳ももらえないし、社会保障も一般人と同じだ。

そんな彼らが大人になり、振り込め詐欺に騙されたり、マスコミの言うことをそのまま信じたり、Yahoo!ニュースのコメント欄にまったく論理的でないクソリプを飛ばしたり、店で理不尽に店員にキレたりしてるのではないかと思った。7人に1人いると思えば、数的にもしっくりくる感じである。

 

境界認知の話は社会的にあまり認識されてないが、以前は交流を持つことのなかった人とも、スマホ時代になって色々な階層の人々同士が容易に繋がるようになり、可視化されてきた社会の課題であると思う。

私はトラブルに巻き込まれたくないので、変な奴とは距離を置くようにしている。変な奴=境界認知とはもちろん思っていないが、IQが20違うと話が通じないという話もあり、ストレスなく生きていくためにはIQの低い人たちとはあまり関わらずに生きていきたいのである。

 

※一匹狼のIQは134です

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参考:WEB特集 なぜ何もかもうまくいかない? わたしは「境界知能」でした | NHKニュース

 

 

おしまい