一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

【読書メモ】『独学大全』(技法6「行動記録表」)

なかなか読み進められなかった『独学大全』を久々に今日はじっくりと読んだ。

 

●技法6「行動記録表」

「時間がない」というのは万人に共通の悩みだろう。

というか、会社でも「お前明らかに暇やろ・・」というヤツに限って「忙しくて時間がない」と宣うものである。

逆にどんなに忙しい人でも、時間の使い方が抜群に上手い人もいる。

上手く時間を使うためにはどうしたらよいだろう。

 

著者曰く、時間管理の方法は、

①(時間管理の前提として)時間使用の実態を把握する
②やること/やらないことを整理する(優先順位の低いものをやめる、やらなくていいことや無駄を省く)
③やるべきことに時間を割り当てる(優先順位を付ける)
④取り掛かる(先延ばしを退治する)

の4点に集約されるという。

 

その中でも「行動記録表」は①の部分にあたり、自分も知らない自分の行動を知るための方法である。

「行動記録表」の具体的な方法は以下の通り。

①未来の予定が書いてある手帳を用意する
②実際に1週間、行動を記録する
③予定と実際の記録を比較する

 

その名のとおり、自分の行動を記録していくだけ。極めてシンプルだ。

計画する人は多いが、行動を記録する人は少ないものである。いわゆるPDCAサイクルのCAが欠落している人が大多数なのである。

ただひたすらに自分の1日の行動を記録していくことで、自分が何にどれだけの時間を費やしているかを知ることができ、そうして初めて、現実的なスケジュールを立てることが可能となる。

記録の対象となるのは、外に現れた行動(勉強、読書、食事、飲酒など)から、外に現れない内面のもの(感情・思考・疲れなど)まで多岐にわたる。

 

これ、実は私毎日やってます。

しかも、5分刻みで記録している(さすがに勤務時間中の仕事の記録は除く)。

たとえば、

2022.2.7(月)

7:30 起床 寝不足で眠い
7:35~8:10 ニュースチェック・新聞
8:10~8:30 入浴・オーディオブック

こんな具合に記録していく。

 

これ、難しい作業ではないが相当に面倒なので、根性がない人はすぐに挫折すると思う。

私は、iPhoneのメモアプリにこまめに記録をしておいて、1日2~3回まとめて転記するようにしている。

こうして自分の行動を仔細に記録するメリットは、記録するために自分の行動の一つひとつに注意を払うようになることだ。このことを通じて、無意識的に習慣化してしまっている行動についても意識をすることができるようになり、是正をするきっかけを作ることができる。

私は、1回1回はほんの数分単位なのだが、意味もなくスマホをいじる時間が1日に何回もあったので、その時間に代わりにKindle(読書)かスタディサプリ(動画)かオーディオブック(音声)を開くように意識を変えた。これだけで、非常に大きな時間を創出することができた。

 

 

おしまい