一匹狼の回顧録

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書評『銀行員・保険募集人向け FP1級に合格する方法』清野謙

本日もFP1級関連ネタ。

 

銀行員・保険募集人向け FP1級に合格する方法

★★★★☆

銀行員・保険募集人向け FP1級に合格する方法: あなたは必ず合格出来る FP1級シリーズ (せいの文庫)

 

タイトルにあるとおり、主に銀行・保険会社勤務の社員向けに、FP1級を目指すべき理由と合格に向けた勉強方法について書かれた本である(紙の本はなく電子版のみ)。

本社の奥付から著者の清野謙氏のプロフィールを抜粋すると、法大(法政大?)卒業後、大手証券会社にて個人営業2年半→大手電機メーカーにて金融機関向け情報システム営業10年・ブランドの上流営業16年→地方銀行本部にて新規ビジネスの発掘・起案・稟議、支店展開、支店指導員2年→独立してFP事務所開設2年というキャリアの方。50代後半ですね。

50代になってから入った地方銀行で、運良くFP2級に合格し喜んでいた時に、エース級の若手行員(FP1級ホルダー)から「2級合格おめでとうございます。あなたを銀行員として認めますよ(笑)」と言われたことをきっかけに、一念発起してFP1級を取ったというエピソードが好き。何歳になっても反骨心がある大人はやっぱりいい。

 

内容は、第1章の「FP1級を絶対に取得するべき理由」が特によかった。自分は金融機関勤務ではないのだが、そうでない1級受験者の心のバイブル・モチベーターにも十分なりますね。

まあ、客観的な事実というより、完全に著者の個人的な恨み8割という感じで、FP1級は合格者数が少ないので、「職場でマウントされなくなる」ということを延々とアピールしている(笑)。銀行をはじめとした金融機関ではかなり威力を発揮する資格になるみたいである。

 

試験対策の内容としては、

・学科試験は、基礎編より応用編の方が点を取りやすい。基礎編は「基礎的な問題」ではなく、応用編が「基礎的な問題」

・記述式の問題8割は、2級レベルの知識を正しく書ければ正解できる

あたりが参考になった。

なお、改行などの体裁が雑だったので、全体としては星4つの評価とさせていただいた。

 

予想通り、かなり厳しい試験で、著者が後半言っているように「合格する覚悟」が必要だろう。

著者も職場の飲み会は断り、平日も毎日2時間勉強時間を確保していたらしい(晩酌は毎晩していたようだが笑)。

私も覚悟を決めて、やっていこう! 中期的な目標を決めると何かと頑張れるし。

できる限り勉強日記にはしたくないけど、勉強的な発信が増えていくかもしれない。

とにかく、合格するまでがんばっていきたいと思います。

 

おしまい