息抜きで新たに『読む力 最新スキル大全』という本を読み始めた。
僕の好きなジャンルである「読むための本」である。
著者は、あまりこのブログでは紹介してこなかったジャーナリストの佐々木俊尚さんという方。
なぜこの方に注目したかと言うと、ホリエモンのメルマガで、
Q:池上彰さん・佐藤優さん級の知識人をどなたかご存知ですか!?
と以前聞いたところ、ホリエモンより、
という回答をいただいたのがキッカケだ。
あの、ホリエモンが博学と認めた一人なのである。
この方、本書の冒頭にも書いてあるが大学生活を7年送った後に、毎日新聞に入社、新聞記者として経験を積み、2002年にフリーのジャーナリストとして独立。
すごいのが、毎日約1000本の記事の見出しに目を通し、それらをスキマ時間でチェック。良質な記事を見つけ出し、ツイッターで無料でシェアということを10年以上続けているところだ。
これ、まさに私が今やりたいことなんですよね。
そんな著者が、インターネット時代・スマホ時代にふさわしい読む力の最新ノウハウを1冊にまとめた本ということで、これは読まずにはおけないのである。
スマホ時代には、「集中力が続かない」という前提に立った「新しい読み方」「新しいアウトプットのやり方」が必要なのだが、それにまだ気づいていない人が思いのほか多い。
集中力なんてなくても、「5分の短い集中」をうまく積み重ねれば、いくらだって書籍も記事も読めるし、それを「知力」に変えることはできる。
もちろん、「スマホを手放して、読書に打ち込む」という離れ業ができるなら、それを否定するわけではないが、いまの時代、もはやスマホを手放すのは、ほとんどの人にとって不可能である。
「はじめに」の中のこの一節が非常によい。
「気が散る」「集中できない」というスマホ時代の宿命に逆らわず、それを有効活用するというスタンスである。
以前ご紹介した類書の『僕らが毎日やっている最強の読み方』も大好きなのだが、池上彰先生が、アナログ信者であることが若干引っかかっていたので、インターネット時代・スマホ時代に合わせた「読み方」を本書から学びたいと思っている。
おしまい