一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

【読書メモ】『読む力 最新スキル大全』(はじめに)

息抜きで新たに『読む力 最新スキル大全』という本を読み始めた。

僕の好きなジャンルである「読むための本」である。

現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!

 

著者は、あまりこのブログでは紹介してこなかったジャーナリストの佐々木俊尚さんという方。

なぜこの方に注目したかと言うと、ホリエモンのメルマガで、

Q:池上彰さん・佐藤優さん級の知識人をどなたかご存知ですか!?

と以前聞いたところ、ホリエモンより、

A:竹中平蔵さん、佐々木俊尚さん高橋洋一さん

という回答をいただいたのがキッカケだ。

あの、ホリエモンが博学と認めた一人なのである。

 

この方、本書の冒頭にも書いてあるが大学生活を7年送った後に、毎日新聞に入社、新聞記者として経験を積み、2002年にフリーのジャーナリストとして独立。

すごいのが、毎日約1000本の記事の見出しに目を通し、それらをスキマ時間でチェック。良質な記事を見つけ出し、ツイッターで無料でシェアということを10年以上続けているところだ。

これ、まさに私が今やりたいことなんですよね。

そんな著者が、インターネット時代・スマホ時代にふさわしい読む力の最新ノウハウを1冊にまとめた本ということで、これは読まずにはおけないのである。

 

スマホ時代には、「集中力が続かない」という前提に立った「新しい読み方」「新しいアウトプットのやり方」が必要なのだが、それにまだ気づいていない人が思いのほか多い。
集中力なんてなくても、「5分の短い集中」をうまく積み重ねれば、いくらだって書籍も記事も読めるし、それを「知力」に変えることはできる。
もちろん、「スマホを手放して、読書に打ち込む」という離れ業ができるなら、それを否定するわけではないが、いまの時代、もはやスマホを手放すのは、ほとんどの人にとって不可能である。

「はじめに」の中のこの一節が非常によい。

「気が散る」「集中できない」というスマホ時代の宿命に逆らわず、それを有効活用するというスタンスである。

 

以前ご紹介した類書の『僕らが毎日やっている最強の読み方』も大好きなのだが、池上彰先生が、アナログ信者であることが若干引っかかっていたので、インターネット時代・スマホ時代に合わせた「読み方」を本書から学びたいと思っている。

 

現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全―脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!

 

おしまい