一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

有益な金の使い方

最近定期的に飲みに行っている(たかられているだけとも言える)取引先の女子と昨日も飲んできた。高級焼肉屋で、向こうは車で来ていたのでノンアル、私はビールとハイボール2杯でお会計1万数千円である。私が普段行かないランクの店である。

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※画像はイメージ

 

マッチングアプリで知り合って、初めて会う女にこの店に行きたいと言われたら間違いなく「コスパ悪いなー、ヤレるかわかんないし。こいつメシモクか?」と思って余裕で却下するレベルの店である。

一方、相手は取引先である。しかも僕より一回り近く歳下、高いなんて躊躇して断るのはカッコ悪すぎる。結果、めちゃめちゃ美味しかったし、知っている店のレパートリーと入れておいて今後損はなさそうだ(他の取引先との接待で使えそう)。これだけでも意味があることだ。

 

そして、ビックリしたのは、昨日は彼女が自社が競合している会社のホームページのコピーやパンフレットをわざわざ持参してくれて、いろいろと有益な情報を提供してくれたことだ。私の今後の営業活動に役立つように願ってとのこと。もちろん、機密情報ではなく、公開されている情報なので、コンプライアンス上も全く問題ない。めちゃくちゃ参考になった。情報料1万円としては安すぎる。本当は経費で落とせれば最高なのだけど、女性との1対1の接待は社内ルールで禁止されているので自腹を切るしかない。ただ、私がポケットマネーで支払っていることを彼女は知っているので、だからこそこうした気配りをしてくれている可能性もある。

 

なお、彼女は一匹狼的に対して男としての興味はまったくないということだけは断言しておく。単純に僕が仕事上極めて誠実に接しているので、好意でやってくれているようだ。いわゆる「返報性の原理」というやつである。有益な金の使い方というのはこういうことを言うのだろう。

 

おしまい