私はJTCに勤めるごくフツーのアラフォー男である。
フツーであるがゆえ、私より出世している同期もいれば、遅れているのもいる。
社内では出世しか測る指標がないので、そこで勝った・負けたは多くの人間にとって一大事のようである。
一方、私はどこ吹く風。正直、仕事に100%フルコミットしたら社内のほとんどの社員に負ける気はしないのだが、コスパが悪いのでやらない。
実際、トップ出世組の彼らは、私の何倍も仕事をして、土日もゴルフに社内イベントにと忙しそうだが、私と100万くらいしか給料が変わらない。終身雇用・年功序列のバグの部分である。
彼らからしたら、私を「あいつより出世している」と精神差別しないと収まりがつかないのであろう。乙という感じである。
ただ、負けず嫌いの私は、別のところで叩きのめすのである。
会社の何気ない会話や飲み会等で、出世マウントに3つの方法で反撃する。
①知識マウント
相手の知らない時事問題・教養・歴史などを語り、言葉に詰まらせる。
→新聞・本・ネットなどで日々情報収集
②語彙マウント
相手の知らないボキャブラリーを発し、キョトンとさせる。
→幼少期からの積み重ね&読書週間の賜物
③論理マウント
相手の発言の矛盾点などを指摘し、顔を真っ赤にさせる。
→地頭が8割
相手は出世することで自分が人間的に優位に立っていると思っているが、実際はバカであることを思い知らせてやればいいのだ。
①②は努力でなんとかなる(特に①)ので、オススメだ。私自身③は弱い方なので、明らかに自分より頭の回転の悪い相手にしか使わない。失点がない程度のスキルしかない。
②は積み重ねの要素も多いが、裏技もある。
それは大学受験の「現代文キーワード集」だ。大体どれも同じなので、2~3冊買ってみて通読するといいだろう。元々定価が1000円くらいなので、ブックオフにいけば大体110円〜220円で買える。これを空き時間でパラパラ読むだけで、世間一般的にはだいぶ難解と言われるような語彙を吸収できる。
概してトップ集団は仕事のしすぎで勉強・読書などできてない(本当に優秀な一部は除く)ので、鬱陶しいマウントをしてきたら、恥ずかしい思いをさせてやろうではないか。
おしまい