一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

書籍・ブログからSNS全盛になったナンパ界隈

私のようにアラフォー世代のナンパ師で、それなりに昔からナンパをしている者であれば、昔は書籍・ブログから情報を得ていた人が多いのではないかと思う。

私のバイブルは2冊あって、『もう合コンに行くな』と『モテる技術』である。

合コンの達人 (ベストセレクト) モテる技術 (ソフトバンク文庫)

その他、オススメできるナンパ本・モテ本は、『確実に女をオトす法則』『抱けるナンパ術』『口説きの経典』あたりか。

確実に女をオトす法則 抱けるナンパ術 ──出会いからベッドへいたるアルファ男の心得 口説きの教典 ──カリスマナンパ師ミステリーの恋愛メソッド

ブログは、「六本木でナンパしながら起業する」という伝説のブログを書いていたasapenさんや、顔出しでナンパ講師をされていた公家シンジさんなどがカリスマ的存在として君臨していた。

この流れは大体2015年くらいまでで、この頃はナンパは非モテ・ブサイクが一念発起し、研究と努力の末に女を抱けるようになるという自己啓発的な要素が強かったように思う(自分もまさしくその系統)。

この頃人気のあったナンパ本・モテ本もほぼ例外なくそういった著者の経験に基づくコンテンツが多かった。この頃のアングラなナンパ界隈はとにかく個性的な人が多くて面白かった。思い出補正もあるかもしれないが。

 

2016年頃からだったろうか。マッチングアプリの隆盛とともに、ナンパ師の発信の場はSNSに移行していった。特に、ここ数年で恋愛は完全にルッキズムの傾向を強めており、普通の男・ブサメンによる一発逆転的なものが難しくなってきて、イケメンはイージー・それ以外はハードという環境になってきているようだ。フツメン以下が逆転するには整形という課金が不可欠になりつつあり、昔の混沌とした業界を知っている身からすると、なんだか味気ない世界になってしまった感が否めないのだ。

おそらく、女の方がマッチングアプリで簡単にイケメンとセック○ができるようになり、要求水準が上がっているのが原因だと思う(余談だが、女の理想が上がることで、晩婚化・こじらせ化にも間違いなく寄与していると思っている)。

ストリートナンパも、歩くティンダー化しているようで、昔の密教的なナンパの世界を知っている立場からすると、一抹の寂しさは禁じ得ない。

 

とはいえ、時代に適合していくしかないので、ハードモード不可避のアラフォーおじが、新宿・渋谷などで闘うのは賢い選択ではない。引き続き、競合の少ない場所で戦っていこうと思っている。

 

おしまい