一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

精神的にラクなことが大事

最近ここ5〜6年で一番のブラック労働をしているが、昔と違い不思議とそこまでの疲れは感じていない。

この歳になって体力がついたなんて話はあるわけがなく、おそらく、精神的に非常にラクな環境だからである。

同じ担当に長年いるので仕事でわからないことはないし、自分のペースと優先順位で仕事を処理できるし、(私の努力の賜物だが)同僚との関係も頗る良いし、パワハラをしてくる上司・先輩もいないので、唯一労働時間が長いことだけが問題だからだ。

 

ルート営業の仕事は、曜日・日時が決まっている定例訪問以外は全て自分のスケジュールを自分で決められるので、日中疲れたら車の中で寝ることもできるし、イライラして来たらクライアントからの電話に出ない時間を決めたっていい(その際はサイレントモードにして社内の人間からの電話だけ鳴るように設定)。

 

このように考えると、朝早くて夜遅いというネガティブなポイントを除けば、まだまだもらっている給料の割に恵まれた仕事だなぁと思っている。

しかも、日中上手く外でサボっている分、朝晩会社にいる時間くらいはニコニコしていられるので、上司からは懐が深いヤツだと一目置かれている。あぁ、今年も楽勝だな。上司のツボに気が付いてそれをしっかり抑える力がJTC勤務のサラリーマンには一番大切だ。来年も転勤させられずに済むような気がしている。

 

今の組織の雰囲気的に、9時出勤・18時退勤などしようものなら、有形・無形の圧力を周りがかけてくるはずなので、その方がはるかに疲れると思われる。

であれば、8時出勤・20時退勤にした方が、総合的にみて疲弊しない(無論差分の3時間分外でサボる笑)。

経験上、精神的に健全であれば肉体的な疲れは相当程度カバーできるのだが、逆はキツい。

 

あの世界のイチローだってこのように言っている。

「メンタルな部分が及ぼす肉体への影響は、とてつもなく大きい。気持ちが落ちてしまうとそれを肉体でカバーできませんがその逆はいくらでもあります。」

この言葉の通りだと思う。

 

逆に「働き方改革」を全面に掲げ、定時に強制的に退勤させられ、結果まで求められる組織よりはよっぽどマシと考えるべきだ。

誰もが多かれ少なかれ勤務先に不満を持ってはいるだろうが、このように文字に書き出してみると、意外と組織の良いところも見えてくるし、今後の対策も練れるので、やってみてはどうだろう。

 

おしまい