一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

業界2位の生き方

私は業界2位の企業が好きだ。

 

自動車ならトヨタではなく日産。

広告なら電通ではなく博報堂

商社なら三菱商事ではなく三井物産

銀行なら三菱UFJではなく三井住友。

証券なら野村ではなく大和。

アパレルならユニクロではなくしまむら(笑)

 

最後は冗談にせよ、私は業界2位の会社の雰囲気が好きだ。

業界1位は追われる立場、業界2位は追う立場なので、必然的に前者は保守的&汎用的・後者は革新的&差別的な戦略を取りやすい(詳しく調べていないが、おそらくどの業界もそういった傾向にあるはずだ)。

 

これは、実は社内の個人のポジションにも置き換えて考えることができる。

同期のトップ集団にいる連中は常に「来年こそ同期から遅れたらどうしよう」とビクビクして仕事をしているらしい。上からの指示には何でも「イエス」。たしかに私も入社10年目くらいまでは明らかに同期でトップ集団にいたので、気持ちはわからないでもない。

 

これが、一旦遅れ始めると非常に気楽だ。

もはや1年遅れが2年遅れになっても大した差はないので、サービス残業・付き合いゴルフなど一切せず、仕事中も読書やオーディオブックを聴きまくったり、また仕事のできない上司・先輩を攻撃(口撃)しまくったりと、やりたい放題やっている(笑)。

こうしたことが、意外と「幅広い教養のあるヤツ」認定につながったり、「忖度せずに自分の意見を言える珍しいヤツ」認定につながったりして、意外と一部の役員・部長からかわいがられたりする。これぞ、「個人版ランチェスター戦略」と言ってもよさそうだ(笑)。

新版 ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則 小さくても儲かる会社になる「勝ち方」

結果として、今のところ同期2位のポジションで順調に昇格・昇給が続いていて、それはそれでありがたいことなのだが、これだけ好き勝手やって出世を止められても本望なので、引き続き今のヤバいサラリーマンを続けていく。

そして、私の勤務先のJTCは職位よりも入社年次・年齢で上下関係がほぼ決まるので、もはやアラフォーの私に強く言える人が減ってきていて非常に居心地がいい。この大企業のダメダメな文化にドップリ浸かりながら、今日もやりたい放題生きていこうと思う。ちゃんと、営業の数字を出し続けることは大前提ですが。

 

おしまい