一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

同業界・同職種でないと年収アップは難しい問題

今回の私の転職活動では職種を固定(法人営業)して、別の業界にピボットする形で求人に応募している。

幸い、10社近い企業の書類選考を通過し、今まさにほぼ毎日仕事をサボりながらWeb面接を重ねているところなのだが、業界未経験だとなかなか年収を上げる転職が難しそうだ。

 

大体、面接の後半で「一匹狼さん、申し訳ないですが、年収が下がる選択はありますか?」と聞かれる。面接を通じて、人間性や営業としての適性は買ってくれるのだが、金額が折り合わないということらしい。

私は、とりあえず内定が出ないと始まらないと思っているので、よほど低い額を提示されない限りは「もちろんOKです」と飲むことにしている。

 

まあ、これは採用する側からすれば無理もない話で、仮に私がいま年収1000万だとしても、業界の知識・ノウハウの全くない人間に同じだけの給料を支払うというのは普通に考えて合理的ではない話だ。

これが、プレイヤーから転職先ではマネージャーになるなど、役割が上がれば話は別だが、プレイヤーからプレイヤーの転職であればなおさらの話である。

同業界の同職種であれば年収アップの余地はあるのだろうが、さすがに守りに入りすぎだし、面白くない転職だ。

 

加えて、私は転職エージェントをフル活用しているので、採用が決まった際の手数料の問題(年収の3割ほど)もあるだろう。

そんなこともあって、エージェントは使わない方が良いという話も聞くが、50社に履歴書と職務経歴書を作成して送ることを考えただけで、とっくに心が折れているはずなので、「応募する」ボタンを押しただけで、日程調整の段取りまでやってくれるエージェントを使わない手はないと思っている。特に、フルタイムで仕事をしながらとなると、彼らに頼らないとなかなか活動は進まないだろう。

職務経歴書を何度も添削してくれたり、面接のコツを教えてくれたり、時に転職業界のしきたりに反する動きを叱ってくれたり、たまたま相性が合うエージェントに出会えたのも僥倖であった。

私は、エージェント利用推奨派なのだが、慣れてくると転職サイトや直接応募というチャネルも利用するようになるのだろうか(その前に決めたい)。

 

おしまい