一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

面接でなぜなぜを繰り返されると

私は落ちる。

転職面接で今のところ落とされた数社では、面接官が「なぜ?」を繰り返してきて、それに上手く対応できなかった。

 

あるベンチャー系の企業では、幼少期の性格・行動の話までも「なぜその時そう思ったの?」「それは具体的には?」「それを言語化すると?」みたいな話を繰り返され、イラッとしたので、終いには

 

いやー、そこまで考えてなかったです。思考が浅くて誠に申し訳ございません(棒読み)。

と、こちらも投げやりになる。

 

そもそも、世間で「論理的思考」と言われるようなものを重視する会社に私は入りたくないし、そういったカルチャーでは絶対に活躍できないので、気持ちよく落としてもらってよいと考えている。

面接は企業文化とマッチングするかの確認の場でもあるので、これはこれで素晴らしいことである。

 

それにしても、このなぜなぜ分析、元はトヨタ発祥らしいのだが、自動車の製造工程を念頭に置いたものだったと聞く。

問題が発生した要因を「なぜ?」「なぜ?」と深く掘り下げて分析し、真の原因(真因)を特定する。そして、その真の原因に根本対策を打つことで、再発を防止するアプローチである。

たしかに、不良品とか事故防止のためには有用と思うが、営業マンの採用面接にこれを応用している時点で、この会社センスねぇなーと思うのである。

 

思うに、ロジックと共感というものはトレードオフの関係にあると私は思っている。論理と感情というものは、どちらかを取るとどちらかを得られないという関係にあるということだ。

この点、営業なんて「あの担当は頑張ってるから」とか「そこをなんとかお願いします」みたいな話は日常茶飯事であり、論理を超えたやり取りが日々繰り広げられる。

そんな時に勝間和代風味に論理的な話をすると、あいつ空気読めないな、感じ悪いなとなって、疎外される要因にすらなる。

 

ビジネスパーソンとして、若干の論理力はもちろん必要だとは思うのだが、営業マンに過度にそれを求めるような企業ってイマイチだと思うのだ。

私のコミュ力を買ってくれる企業様との出会いを楽しみにしている。

 

おしまい