転職活動を通じて、唯一「絶対落ちたな」と面接後に確信したのが、某外資系コンサルティングファームの採用面接だった。
そんな経験もあり、コンサル業界には恨みもあるのだが、地頭・人間力で勝負できるという点では魅力を感じる面もある。
ただ、正直業界の全体像がよくわからなかったので、以下の本を読んでいる。
この図解即戦力シリーズはけっこう好きで何冊か読んでいるのだが、特にこのコンサルティング業界はわかりやすい。
コンサルの領域(戦略・ビジネス・ITなど)・コンサルタントの仕事・求められる能力などについて、かなり詳しく記述されている。
やはり、かなり仕事はエグそうだ。
地頭も体力も忍耐力もすべて必要という感じで、トップの多くが40代というのも頷ける。
「新卒社員の初めてのアサイン体験談」「若手コンサルの1日の時間の使い方を解説」など生々しいコラムも書かれていて、大変読み物として面白かった。
この手の本では珍しくKindle版が固定レイアウトではなく、スマホでも読みやすいのも◎
読み終わって、あーコンサル業界に転職しなくてよかった(どうせできなかったけど)と思いつつ、ただの法人営業の担当者としてでなく、コンサル思考も持った営業になれればかなり差別化できるかなと思った。
私の転職先でも広告代理店や金融機関との連携なんかも最近進めているらしく、なんちゃってコンサルタント的な仕事はできそうだ。
まあ、外資系企業で英語を話せるより、バリバリの日本企業でちょっと英語話せますという方が重宝されるというのと同じで、コンサルティングファームの中で頭脳戦を繰り広げるよりも、営業会社でコンサル思考が少しできる方がポジション取りとしては賢いと思うのだ。
おしまい