一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

昔のコンサルタントっぽい働き方ができる会社

現職は普通の事業会社で、コンサル会社のコンサルタントではないのだが、かなり自由な仕事の仕方が許されている。

『コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』という本はコンサルの業界研究本の一つなのだが、コンサル業界の仕事内容・求められる能力・各社の紹介にとどまらず、コンサルタントの生々しい働き方にフォーカスされていて興味深い。

 

本書の中に「昔のコンサルタントはフリーダムだった」という名のコラムがあり、2000年代前半のコンサル業界がここまで東大生にも認知されるようなメジャーな業界になる前の超自由な働き方について触れられている。

徹夜で飲んで早朝から出勤するもよし、午後に出社して夕方まで会社でゲームするもよし、客先のトイレで身なりを整えてそのまま合コンへ直行するもよしという、とにかく結果さえ残していれば誰にも文句を言われないというスポーツ選手のような働き方だったようだ。

 

私の場合、さすがに昼出社ということはできないのだが(空アポも余裕で入れられそうな雰囲気ではあるが、そこまで危ない橋を渡る気はない)、最近はサボり仲間の同僚と天気のいい日に会社の周りを2時間散歩したり(最高に気持ちがいい)、日中近くの商業ビルのベンチでひたすらマッチングアプリをいじったり、17時から30分間ガラガラの居酒屋でビールを飲んだり、一方夜中の2時、3時まで家で資料を作ったりと好きな時に好きなように働かせてもらっている。

 

それぞれの営業メンバーがアサインされている担当業界や担当企業が違い、比較的長期的視点の案件・プロジェクトも多いので、上司が把握しようとしても限界があり、このような奔放な働き方が許されているのだと思う。

まあ、純粋に人事・労務管理が甘すぎるというのもあるな(笑)。今時ありえないような実質裁量労働という環境が許されており、夜中にいくらパソコンをつけていても何のお咎めもないというのは、私のようないつでも働きたい(&サボりたい)メンバーには理想的かもしれないが、メリハリを付けたい今風の若者からしたらありえないだろう。

合う合わないが明確に分かれる会社だと思うが、私は自分の田んぼが常に気になってしまうザ・日本人的な発想なので、前職のJTCでは決して許されなかったであろう今の働き方が、結構気に入っていたりする。

 

一匹狼がコンプリートしたコンサル業界本はこちら。

コンサル業界、知れば知るほど面白い業界です。

図解入門業界研究 最新コンサル業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第5版] 図解即戦力 コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書 新版コンサル業界大研究 (業界大研究シリーズ)

おしまい