一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

私の15年間の進化

早いもので、新卒で就活をしていたのは16〜17年前になる。

いろいろとルールは変わったようだが、当時は大学3年の11月〜12月くらいから企業の説明会が始まり、1月くらいから外資系企業の選考がスタート、2月くらいから日系企業の選考が本格的にスタートし、4月の1週目に内定が出るというような流れだったと記憶している。

 

私の周り(友達ではない)の意識高い系の連中は、3年の夏休みから自己分析やらを始めて、インターンとかに参加していた。

私は、とにかく「働きたくない」気持ちが大きく、ようやく就活を始めたのが2月であった(流石に我ながら遅すぎた感はある)。

周りのようにサークルやゼミのつながりなどもなかったので、情報もほとんど入ってこなかった。結局、エントリーシートの内容が簡潔でしかも(当時は珍しかった)ネットでエントリーをできる会社に絞って選考を受けた。そのエントリーシートの内容も、唯一ゼミで仲良くしてくれていた先輩のものをコピペするという体たらくだった。

 

ガクチカ一切なし、サークルもバイトも特筆すべき経験なし、やりたいことなし、就職の軸なしという底辺学生だったが、運良くあるJTCから内定が出て、今もその企業で働いている。しかも、この企業がたまたま年収が高めというのはラッキーだった。

よく内定出す気になったなーと感心していたのだが、ある時人事の採用担当と話す機会があって、私を採用した理由を聞いたら「まだやりたいことが特にまだないので、会社が適していると考えるポジションに私を配置してください」という私のスタンスが面白いと感じたらしい(笑)。ほんと、よくこんなんで通ったなと。

 

そんな私も、サラリーマンを始めてから15年も経つと、だんだん自分の適性・やりたいことがわかってきた。

営業という仕事の面白みにどっぷりハマり、仕事に対する哲学・成功体験・壁を乗り越えた経験など、いくらでも語れるようになった。このあたりがしっかりしていると、転職理由や志望動機などいくらでも話せるものだ。

自分の言葉で具体的に語れるようになると面接は強い。小泉進次郎風に言うと、「言葉に体温が乗る」のである。

転職活動も佳境に入りつつあり、3社最終面接を控えている。相手が役員だろうが人事部長だろうが、素のままの自分をぶつけようと思う。

 

おしまい