一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

企業選びで最重要は「親の意見」就活生の4人に1人

という記事を見つけた。

job.newspicks.com

さらに、自分が検討している企業について親から賛同を得られない場合、「応募や入社を再検討する」と答えた学生の割合は52.3%、ということだ。まあ、気持ちはわかる。

 

私の場合も、新卒の就活は、まったくやりたいことが見つからなかったので、とりあえずネームバリュー&給料という二軸で、まあまあ納得できる企業から内定が出たので、特にそれ以上何も考えずに入社を決めた。

中でもネームバリューを重視したのは、同級生間の内定先マウント合戦などはまったく関係なく、20年間育ててもらった親に少なくとも背中を押してもらえる企業に入らないとなんだか申し訳ない気がしてしまったからだ。

ただ、その後、私があまりにつまらなそうに仕事をする姿を見て、父親がひどくがっかりしていたということを後年母親から聞いた。

 

大学を出てから約15年経ち、やっと入りたい企業でやりたい職種で雇ってもらい、近頃水を得た魚のように意識高い系で働いているアラフォーのおっさんを見て、年老いた両親もやっと安心したようだ。

ちなみに、両親に転職先を最初に伝えたところ、2人とも「どこそれ?」という反応だったのだが、その後、私が満足げに働いている姿を見て転職してよかったねと声をかけてくれている。

まあ、ジャパン・アズ・ナンバーワンの時代の親からしたら、コンサル系の企業なんて聞いたこともないわな。一応、まあまあ若い世代には知名度ある会社なんですけどね笑

 

結局、企業名などは二の次で、楽しそうに元気に働いている姿を見せるのが一番な親孝行ということが40歳手前にしてわかった。

ピーター・ドラッカー先生も「最初の仕事はくじ引きである」と言っており、一発で自分のやりたい仕事に就ける可能性は高くないだろう。

若い人たちは、入社して「何か違うな」という違和感を覚えたら、まずは職種をまたいだ社内転職(営業⇔管理⇔事務)を会社にお願いしてみて、無理そうなら迷わず他の会社に転職するといい。

自分に合う職種が見つかったら、次はプロダクト・サービスや社風などに共感できる会社を狙う、というのがオススメだ。

親の意見など気にせず、自分が満足できる会社で満足できる仕事に就こうではないか。

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おしまい