一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

私がコンサルタントになれない理由

前々から思っていたのだが、私が誇りを持って取り組んでいる「法人営業」と苦手意識のある「コンサル」の仕事って似ていると思う。

法人営業は、クライアント企業が変わったとしても自身が販売できる商品・サービスの範囲に違いがないが、コンサルの場合は、クライアント企業ごとに抱えている問題・課題を発見し、解決するためのあらゆる提案を行うという点が違うということになるか。

 

では、私がコンサルタントになれない理由を考えてみよう。

コンサルタントに必要とされる論理的思考力等の3つ資質というサイトにコンサルタントに求められる能力について言及されている。

コンサルタントに重要な資質として次の3点が挙げられるとのことだ。

1.論理的思考力
2.コミュニケーション・協調性
3.プロフェッショナリズム

 

このうち、私は論理的思考が壊滅的なのだ。たしか、橘玲氏の著書で7割近くが遺伝するという記載があったと思う。もう生まれつきダメなのである。

さらに、コンサルタントに必要な論理的思考力として、代表的なものとして次のようなものが列挙されている。

クリティカルシンキング(批判的思考)
MECE(漏れなくダブりなく)
・ロジックツリー
・仮説思考、問題解決思考
・ゼロベース思考
定量分析

 

MECEとかできる気がしないし、仮説も幼稚なものしか思いつかない。定量分析については、単語の意味すら説明ができないレベルだ。

しかし、これらは巷でコンサルタントとして必要とされているだけで、本当にクライアント企業のコンサルティングをする際に必要不可欠なのか私は疑問に感じている。

いかに論理的に戦略を考えたところで、リーマンショックとか東日本大震災とかコロナ禍など不可抗力の要因で環境が変わることもあるし、競合他社の商品・サービス内容の変更などにも少なからず影響を受けるはずだからだ。

 

確かに、数分前に言っていた話と辻褄が合わないレベルの論理矛盾をするようでは、ビジネスパーソンとして話にならないが、MECEとかロジックツリーとか言って、いちいちドヤ顔でホワイトボードに書き始めるようなヤツがクライアント企業と上手くやっていけるとはどうしても思えないのである。

それより、「ウチの商品が日本一ですから私に任せてください」と言える関係作りが大事な気がするのよね。論理的思考力より相手に共感できる能力・想いを語れる能力というか。

 

まあ、某コンサル企業に転職の面接でボコボコにされた恨みが7割の記事でした(笑)

本音を言うと、ロジカルシンキングができるようになりたいので、こっそり入門レベルの本で最低限の能力はつけたいと思っている。ないよりはあったほうがいいよね。

ロジカル・シンキング超入門 実践 ロジカルシンキングが身につく入門テキスト

 

おしまい