一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

新NISAでFIREできるか計算してみる

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今日は備忘的な記事を。

タイトルの通りだが、来年に制度が新しくなる新NISAをフル活用すればFIREできるのかを考えてみる。

 

新NISAの非課税限度枠は最大で1800万円になる。年間投資上限額は、「成長投資枠」の240万円と「つみたて投資枠」の120万円を足して合計360万円だ。

そして、非課税期間も有期(一般NISA5年・つみたてNISA20年)から無期限になった。

 

通常、金融商品から得られた利益には20.315%の税率で税金がかかるが、NISAを使えばそれが非課税になるので、1800万円を何%で運用できれば生活できるかを単純計算すればいい。

 

ちなみに、一般的にFIREを達成するために必要な資産を考える時の目安として「4%ルール」という考え方があるらしい。

年間の生活費の25年分の資産を貯めて、その資産を年4%で運用していけば、FIRE達成後の生活を4%の収入で回すことで、資産を減らすことなく生活できるというものだ。

この4%ルールは、アメリカの一般的な株価の成長率(7%)から物価上昇率(3%)を差し引いて計算されたものらしいので、あくまで目安だ。

 

上記をもとに計算すると、1800万円に4%をかけると税金を考慮せずに生活できる金額になる。計算機を叩けばわかるが、たった72万円である。

年間支出が72万円以内の人なら、新NISAでFIREを達成できる可能性があるということだ。月6万で生活しないといけない。

 

家族がいたら間違いなく無理だろうし、独身でも家が賃貸ならまず無理だ。

朝は豆乳、昼は11時までにすき家に駆け込みまぜのっけ朝食、夜は納豆ご飯にインスタント味噌汁&パックのレタスサラダくらいなら食費的にもなんとかなるかもしれないが、一生女遊びなんかはできないだろう。

 

逆に毎年非課税で72万円入ってくるような環境にできれば、お小遣いとしては破格だ。

適当な仕事をして500万円くらい稼いで、株や投信などの資産が自分のために働いて6万円毎月もたらしてくれるというのであれば、それはサラリーマンとしては非常に理想的な環境だと思う。

あくまで、新制度に移行しても、NISAはお小遣い稼ぎの手段にしか使えなそうである。

 

おしまい