一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

転職先の飲み会に参加

10月から新たな職場に入社となるが、先週末は、転職先の飲み会に呼んでもらった。

入ってから歓迎会してくれよとも思ったのだが、少しでも早くメンバーに慣れてほしいとの上司の計らいだったので、ありがたく参加することにした。

 

もはや私に悪いところを隠す必要もないので、いろいろと本音で職場の良いところ・悪いところを教えてもらった。

良いところは、ここ数年で事業を拡大している業界・会社なので、半分以上が転職者ということもあり、転職者にも大いにチャンスが広がっているところ。数年後に次の会社にステップアップしていくメンバーも多いようだ。

悪いところは、あまり助け合う風土がないところ。特に、新人への育成環境は良いものとは言えないらしい。自分で聞ける環境や人脈を作りに行く必要があり、仕事も自ら取りに行かないと声をかけてもらえなくなる厳しい環境とのことだ(この辺は「君なら大丈夫」と新しいボスは言ってくれたが)。

 

基本的に直行・直帰のルート営業をしていた前職とは違い、出社が原則で外出は用件を細かく上司に伝えてOKをもらわないといけないという若干キー○ンスっぽい社風もあるらしく、緊張感のある職場のようだ。

数ヶ月前まで出張で訪問していた田舎の風景が目に浮かぶ。なんてラクな環境でこれまで過ごしてきたのだろうと。

入社してから、「こんなことなら転職しない方がよかった」と思わないためにも、まずは1年必死で食らいついていくしかない。

まあ、考えてみたらここ5年くらい単純作業の繰り返しだったので、久々に仕事というものをやる環境になるということだ。

村上春樹の大ヒット小説『ノルウェイの森』に出てくる永沢さんという男が、

「あれは努力じゃなくてただの労働だ」「俺の言う努力というのはそういうのじゃない。努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ」

と言っていた。これまで私は労働しかしてこなかったので、しっかり努力をしようと思う。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

 

おしまい