一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

チャンスの扉は外にある

転職してから2ヶ月ほど経ち、職場環境にも慣れてきて、日々の業務に追われ外の世界になかなか目が向かなくなってきている。

入社時に違和感を覚えていたことが段々と当たり前になってきて、価値観を共有できる社内の人間とばかり仲良くしてしまう、そんなことになりかねない自分に危機感を感じている。

 

よくよく聞いてみると、現職の中途採用は半分程度がリファラル採用で、次の会社への転職に至ってはほぼリファラルなのである。

JTCに新卒で入った私には想像もつかなかったが、転職市場(特にマネジャー層以上)というものは、かなりの部分が人脈ででき上っているということがわかってきた。

転職エージェントを通さず、紹介者が担当役員に口を利いて、一回社外で飲んで採用が決まるみたいなことがそこら中で起こっている。エージェントに手数料を支払う必要もなく、よく候補者のことを知っている人間からの紹介ということでミスマッチが起こるリスクも低いので、非常に合理的である。

 

したがって、われわれ労働者は、社外・市場に常に目を向けることが大切と言える。

小さい取引先の担当者を足蹴にするような人間もいるのだが、誠実に接していれば、いつどこで美味しい話を持ってきてくれるかわからない。

実際、今回の転職を丁寧に手解きをしてくれたのは前職時代に情報提供をしていた同業他社の知り合いだったし、いざという時に頼れるのは社内よりも社外の人間関係なのである。

 

・同業他社・取引先で懇意にしている人
・友人・知人
・ヘッドハンター

このあたりの人と、常日頃からコンタクトし、良好な人間関係を作っておくことが非常に大切だ。

今の会社一本で生きていくと心に決めているならともかく、今後よりキャリアアップを望んだり、より良い待遇の会社に行きたいと考えているなら、こういう人たちを大事にしていかないといけないと思う。

チャンスの扉は外にあるのだ。

 

おしまい