一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

会社人間と仕事人間の大きな違い

新天地では、今のところいい感じに「仕事人間」として生活している。

私の会社員キャリアを振り返ると、ちょうど5年スパンくらいで、「会社人間」→「仕事人間」→無気力という感じで歩んできたが、やはり仕事人間の時が一番充実していた。

身支度や通勤時間を入れると、起きている時間の半分以上が仕事の時間のはずなので、仕事に熱中できるということは幸せなことである。

 

さて、会社人間と仕事人間は、響きは似ているが大きく違う。

会社人間は、社内でしか通用しない仕事を漫然とやったり、出世のために社内評価ばかり気にしているような人だ。

一方、仕事人間は、自分の仕事が社会の役に立っていると実感できたり、自分のスキルアップを感じられているような状態で、社外に目を向けている人だ。

 

人生がつまらないと感じ毎日を過ごしている人のほとんどは会社人間で、会社に人生を支配されてしまっている。

しかも、不運なことに、会社での評価がすべてと思い込み、同期と比べて出世が遅れていることのみをもって「自分は価値が低い人間」だと思い込んでしまう。

 

逆に、会社でたまたまトントン拍子に役職がついた人や会社のネームバリューだけで自分が人間としてエラくなったと勘違いしている人もたくさんいる。

外に出たらただの汚いおっさんなのに、会社で部長の地位にいる人は、外でもそうやって扱われたがる。

社内ゴルフ以外に特段の趣味もなく、会社以外の人間と別のコミュニティで交流がないため、仕事のこと以外に話す話題がないから、話もクソつまらない。

そのような人に限って、酔っ払うと自慢話か武勇伝に終始し、結局割り勘みたいなことが往々にしてあるから手が負えない。

 

会社と自分を切り離し、一人の人間として仕事を楽しるようにならないといけない。

転職者が多い会社は、この辺がアッサリしていて、とても気楽である。

自分の仕事は必ずやり遂げるというプロ意識を皆持っているし、仲良くなればプライベートでも遊ぶし、性格が合わなそうな場合も大人なのでビジネス上はしっかり付き合う。

転職するときは、新卒・転職者の比率と転職者の部長・課長ポストの割合を聞いてみよう。大体比例するはずだが、双方が高い企業が転職者に取って居心地がいい企業なので、参考にしてほしい。

 

おしまい