一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

いくつになっても再出発できる

「夢を削りながら年老いてゆくことに気がついた」という古い曲がある。

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これはある意味正解だし、ある意味間違っていると思う。

たしかに、若い頃の将来は無限大だと思う。そりゃ保育園児なんて努力と運次第であらゆる可能性が開けると思うし、遅くとも高校3年までは様々な未来(医者・弁護士・経営者・芸能人であっても)を成し遂げられる可能性が残っていると思う。あくまで可能性の話だ。

その後、大学(文系・理系)・専門学校・就職など、進路が分かれていく過程で、少しずつ可能性が狭まっていくことは事実だと思う。

 

こうやって歳をとるに連れて現実を思い知らされ、段々と夢を捨て、自信を喪失して生きて行く人も多いだろう。

実際、高校生の頃はほとんどの人が「自分は最強」だと思っていたのではないか。

私自信、自分ほど外見が良くて頭が良くてスポーツができる男はこの世にいないくらいに思っていた(恥)

その後、受験・就活・恋愛・出世などで失敗して、身のほどを知ることにより、収まるところに収まってきたような気がする。

 

ただ、よくよく思い出してみるとわかるのだが、高校生までは親に金を出してもらわないと遊べないし、そもそも親と一緒に住んでいるので、女を自由に家に呼んだりもできない。好きな時間に起きてスマホもいじれない。酒も自由に飲めない(飲んでたけど)。好きな時に好きなところに行けない。

大学生だってアルバイトである程度まとまった金を稼ぐことはできても、完全に自由というわけにはいかない。

 

そう考えると、大人になってからの方が自分の裁量で決められる範囲が圧倒的に広い。お金をどのように使うか、時間をどのように使うか、どのような友人・恋人を選ぶか、そもそも結婚するかしないかなど。

私は転職という手法を使って時間の使い方を大きく変えることにした。自分の未来のために。

 

「40手前で転職しても上手くいくわけない」

退職前に同僚からこんな言葉を散々投げつけられたわけだが、結果大正解だった。周囲の雑音なんて気にするに値しない。

40だろうと50だろうと、今が人生で一番若いのだから、転職に限らず、難関資格の勉強を始める、スポーツを始める、ナンパを始めるなど、「若くないとダメ」と世間一般で言われていることも先入観を持たずに人生を変えるつもりで再出発してみてはどうだろう。

 

おしまい