一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

100円玉で買える温もり

スタバに行く金のない貧乏なサラリーマンの大きな味方、それが缶コーヒーだ。

いや、スタバに行くと意識高い系の店員と客が否応無しに視界に入ってきて気分が害されるという私のような人にとって、自動販売機の方がよっぽど精神衛生的にもよいと言えるかもしれない。

 

さて、この缶コーヒーだが、過去の値段の推移を見てみよう。

 

1984年:100円
1992年:110円
1997年:120円
2014年:130円
2023年:140円

 

歴史を調べて見ると、1989年の消費税導入時は価格を据え置き、消費税はメーカーが負担していたという。1992年、原材料費の高騰などを理由に110円に値上げ。幼少期、土日によく父親と2人で近所に散歩に行ったのだが、たしかに、小学校に上がったくらいのタイミングで100円玉で買えなくなったことを覚えている。

その後、1997年には消費税が5%となり、2014年には消費税は8%に上がっていて、それぞれそのタイミングで値上げ。さらに今年、原材料費の高騰で再び140円に値上げとなった。

 

尾崎豊が「100円玉で買える温もり」と熱唱した日は今は昔、缶コーヒーには40%ものインフレが起きているのである。


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そんな現代でも、100円で缶コーヒーが買える自販機が数少ないながら存在している。

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私は幸運にも通勤ルートに100円自販機があるため、今のような寒い冬は100円の缶コーヒーを買い、職場に向かう途中に飲んでいる。

これは、単なる飲み物ではなく、忙しい一日が始まる前に一時的に現実から逃避させてくれるアイテムで、小市民にとって小さな贅沢でもある。

大体どの街でも、駅前は定価(140円)だが、数分歩くと格安自販機が見つかることが多い。

一杯のコーヒーが、日々の疲れを癒やし、ほんの少しの安らぎを提供してくれるので、あなたも「マイ100円自販機」を発掘し、始業前に優しい時間を持ってみてはどうだろう。

 

おしまい