一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

「オン」と「オフ」をあえて切り替えない

昨日「自分の時間」を作ることについて話をしたが、これは会社の外に一歩出たら一切仕事を考えないという意味では全くない。

むしろ、私はいわゆる「オン」と「オフ」を切り替えるというのがあまり得意ではない。

受験勉強の時は寝ている時以外ずっと参考書を読んでいたし、前職でも別に土日にクライアントの対応をすること自体にそこまでストレスは感じなかった(むしろ土日に放置して月曜に怒られる方が嫌だった)。

 

思うに、そもそもオンとオフの切り替えをうまくすることで人生のQOLが上がるというのは、自分の頭で考えることを必要としない単純作業や事務的な仕事だけな気がする。

今の仕事のようにクリエイティブな要素がある場合、会社の外でプライベートで遊んでいる時も、常に広い意味で仕事の役に立つかどうかを探すようにすべきだろう。

溜まった仕事の処理についてあれこれ悩むのではなく、クライアントとの商談のネタにならないか、自分のキャリアがより良いものになるヒントは落ちていないかを常に意識するということだ。

街を歩いている時も、新聞を読んだり、読書や資格の勉強をしている時も、仕事に繋がる情報がないか常にアンテナを立てている。

起きている間に唯一オフにするのは、女子と酒を飲んでいる時とその後にセック○する時くらいで、それ以外は基本的にオンである。

 

ドラゴン桜の著者の三田紀房氏の著書に『汗をかかずにトップを奪え!』という本があるのだが、その中で、仕事は「HIGHとLOW」で考えろという話が出てくる。これは至極良い考え方だと思う。

仕事を人生のヒマつぶしと捉え、それくらい軽いものだからこそ常に頭の中心に仕事を入れておくという発想だ。

汗をかかずにトップを奪え! ~『ドラゴン桜』流ビジネス突破塾~

 

最近は同僚との関係も深まってきて、逆に職場でもほどよく羽目を外せるようになったり、会議室に引きこもって自分のやりたい仕事をやったり、好きな時間に社外に出てコーヒーを飲んだり自由に振る舞っている。

こうしていれば、会社の外で極端に羽目をはずす必要はなくなる。外で酔っ払って大騒ぎして、周りの一般人とトラブルになるようなリスクも防げるのだ。

仕事とプライベートを完全に白と黒に分けるのではなく、常に双方の濃度を一定にしていた方が、仕事としてもユニークな案が出るだろうし、ストレスもたまらないだろう。

 

おしまい