一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

「考える時間」と「処理する時間」を分けること

仕事には大きく「考える時間」「処理する時間」の2つがあり、それらを分けることが大切だと最近よく思う。

 

一つ目の「考える時間」は、今やっていること、やってきたこと、これからやることについてあれこれ思いを巡らせて整理する時間。例えば市場分析、提案資料の素案作り、PDCA、戦略策定などがそれに当たる。

二つ目の「処理する時間」は、考えたことを実際に実行に移して、プロセスを進めたり、結果・成果を得る時間である。

 

では、この2つの時間をどのように配分すべきかと言うと、この配分に正解はないし、その人の役職・職種はもちろん、性格・スキル・知識などで変わってくると思う。

ただ、自社を見渡すと、私含めて大概のプレイヤーが10対90とか、普段の私に至っては仕事の優先順位を考える以外に考えることができていないので、恥ずかしながら5:95くらいの割合になってすらいると思う。

仕事の経験値が上がると、新しいことをやる場合を除けば自然にこのスピードは上がってくるし、仕事が前に進んでいる感を得られるため、どうしてもこの「処理する時間」にばかり限られた時間を充ててしまう。

 

とはいえ、「考える時間」には集中できる環境が必要であり、電話やメール・チャットなど思考が中断されない状況でまとまった時間(30分以上)がなければ、質の高いアウトプットは出せないものである。

この辺りがうまくできれば、後続で処理する仕事の質が上がったり、処理スピード自体が飛躍的に向上したりするのだが、そもそも日中鳴り続けるチャットの通知によってそのような時間を取ることが難しく、取れるとしても自席で手を動かさずに考えている=サボっているように思われがちということもあり、実質考えるということがほとんどできていない。

 

結局、「考える時間」は土日に作るか、上司・同僚と話をしている最中に意見をぶつけて気づきをその場で得るくらいしか今の自分にできることはないのが現状だ。

土日の時間を確保するため、議事録作成などのザ・作業系は平日のうちに終わらせるようにしているし、後者はランチを活用している。ランチ前10分くらいを考える時間に充て、それを上司にランチで話して軌道修正してもらうのである。

純粋な事務職であれば必要ないかもしれないが、自分含め企画・営業の仕事をしているビジネスパーソンであれば、「考える時間」と「処理する時間」を分けて、前者を意図的に確保する習慣をつける必要があると最近反省しているのである。

 

おしまい