一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

転職組の私の処世術

まだ転職してから半年も経っていない私一匹狼であるが、我ながら転職組としてはかなり社内で上手いこと振る舞えていると思う。

業務で使う知識・スキルは段々と勝手に覚えていくものであるが、人間関係が良好でないととにかく仕事がしづらいので、前職時代から仕事を快適に進められる人間関係作りにはかなり気をつけてやってきた。

 

今完成しつつある環境はというと、上から睨まれずに自己の裁量で自由に時間を使わせてもらい(上司・先輩のマークが外れた状況)、そして下からはわからない仕事のサポートを(少なくとも見た目上は)快くしてもらえている状況である。

こういった関係を作るにあたり、相手に正直・誠実に接するとか約束を守るとかいう話は当たり前の前提なのだが、それに加えて、カネという要素はけっこうデカいと思っている。

 

まず、上司から食事を奢られないようにすること。

青木真也さんの『空気を読んではいけない 』という本にも書かれているのだが、食事を一度でも奢られるだけで支配関係が生じ、相手の要求が断れなくなってしまう。

向こうのメンツを保つためにも若干の傾斜はつけてもらうが、ほぼ割り勘に近い形で支払いを行う。

 

逆に、歳下くんたちにはガンガン金を使う。先の話を逆手に取り、こちらの要求を断りにくい状況にするのだ。

知識があって使えそうな後輩には、自販機の缶コーヒーからランチ、飲み会までガッツリごちそうする。もちろん恩着せがましい感じが出ないよう、気持ちよく奢るのだ。実際、日々サポートしてもらっている感謝があるので、純粋なお礼の気持ちもある。

 

どこの会社でも、特定の派閥・上司にベッタリすることは危険なので、「自分には出世は興味がない」という中立スタンスを日頃からアピールしておく必要があると思っており、警戒されぬようそれなりの忠誠心は見せるものの、頻繁に食事に行ったりして従属関係があると思われないように注意している。

あまり普段意識していないかもしれないが、カネという要素で一定程度関係が出来上がってしまうので、この点を留意してサラリーマン生活を送るべきなのだ。

 

おしまい