一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

強制的に学ぶ契機

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転職先で、とんでもない量の研修用動画が準備されている。

それぞれの動画の視聴期限が決まっているのだが、もちろんログを取られるうえ、動画ごとに簡単なレポートを提出するため、サボることができない仕組みになっている。

建前は仕事中に見てもいいと言う体ではあるが、現在既にアサインされている仕事の量を考慮すると、深夜もしくは土日に観るしかない(幸いPCは24時間起動していいという意識高めの新人にはありがたい環境ではある)。

 

会社の事業概要の話から、組織ごとの担当領域といった基本的な話でさえ、新人にとっては仕事を進める上で役に立つし、業務に直結する知識・スキルに関するものは言わずもがなである。

これが自発的な勉強となると、睡眠や土日を削ってまでは絶対やらないだろうから、強制的に学ぶ契機として、これを生かしていこう。

 

経済評論家の山崎元さんが、転職に関する著書の中で、転職をすることのメリットの一つとして、「転職が勉強のきっかけになること」を挙げていたが、まさしく今それを実感している。

もちろん、勉強といっても仕事に関係する勉強のことであるが、転職後半年〜1年くらいの間は集中的に勉強をし、それが血肉になっていくので、自分のキャリアにはかなりプラスになる気がする。

というのも、まっさらな新卒の新人と違い、基本的なパソコンスキルはもちろん、営業ノウハウ・情報収集力・コミュニケーションスキル・メールの書き方・上司&部下対応などは全て前職から持ち込み可能なので、「強くてニューゲーム」状態なのである。

 

転職は「全てリセット」とする説もあるが、私は企業文化(独自の慣習)・人間関係(社内人脈による仕事の進めやすさ)・業務知識(世間一般でない業界に関連する知識・用語)くらいしかリセットされないと思った。

確かに、これらは完全に覚えなおし、イチから構築しなおしにはなるが、それら以外は能力を満たした状態でスタートできる。

いいよ、転職。

一生、同じ会社で働きますか?

 

おしまい