今日は久々の書評をご紹介。
新入社員、会議についていけません。
★★★☆☆
あの論破論破のひろゆきが推薦している本書。
ひろゆき曰く「漫画で冗談のように描いてますけど、ガチで謎ビジネス用語を言う人は居ます。そして、謎ビジネス用語は通じるのが当たり前だと信じ込んで言ってきます。ちゃんと理解してるかさらっと目を通して確認したほうがいいですよ。」
たまたまKindle本がセールで半額だったので購入した本書。
主に会議で使用される「ビジネス用語」の解説本で、その中でも頻出のものにフォーカスされている。
体裁は、見開きの右側のページはほぼイラストと語句のみ、左側のページにめちゃくちゃくだらないオヤジギャグを交えながら用語解説という体裁が取られている。
掲載語句の数が絞られているうえ、イラストが多く(大きく)文字数が少ないので、活字を読み慣れている人であれば、15分程度もあれば読了可能。
私の勤務先は元外資系コンサルティング会社出身者も多く、日常から謎の横文字が飛び交っている。その最たるシーンが会議・ミーティングである。
私自身もうアラフォーであり新入社員ではないのだが、現職に入社して一番戸惑ったことのひとつが横文字に慣れることだった。
まさに本書に出てくるような、アサイン・エビデンス・コミット・バジェットあたりは、頻発されていて、普通に指名・証跡・約束・予算でいいやろ(むしろ短く言えるやろ)と入社当初は思いつつ、半年も経って慣れてしまうと、普通に使ってしまっている自分がいる。
この横文字ビジネス用語は、全く根拠なく「仕事ができる感覚」に陥る完全にマスターベーションの危険な存在だと個人的には思っている。
なお、コラムの「おっさんビジネス用語診断」は満点でしたね・・さすが元JTCのワタクシ・・
「一丁目一番地」とか「鉛筆なめなめ」とかね。
とにかく、新入社員・JTC→外資系企業への転職者・横文字についていけないおっさんなど、横文字のビジネス用語に恐怖を抱いているすべてのビジネスパーソンにオススメの一冊!
なお、さらに本格的にビジネス用語を勉強したい方は『現代ビジネス用語事典』がオススメ。こちらは語句数が豊富。
おしまい