一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

私にとっての「プロ意識」

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いい歳になりサラリーマン生活も長くなってきたので、常に恥ずかしくない「プロ意識」を持って行動したいと思っている。

頭が抜群によくて次々問題解決策が浮かぶとか、身体が異様に強くてほぼ24時間働けるとか、そういった特殊能力も大切といえば大切なのだが、一番上司や周囲が求めていることは「連絡の取りたい時にすぐ取れる」こと、もう少しハードルを上げると「できれば対面で」なのだと思う。

上司は部下の能力・経験値に応じて案件やタスクを割り振るため、必ずしも優秀であることは求めない。それより、必要な指示出しや状況確認がしたい時に、連絡がつきやすいメンバーの方がはるかに一緒に働きやすいし重宝するのである。

 

したがって、風邪をひいたと言って頻繁に欠勤するのは論外だし、近年多いほぼテレワークというコミュニケーションコストを爆上げするヤツも私の中ではありえない(イーロン・マスクがテレワークを全面禁止したのは正解である)。「電車が遅れた」とか言って定時に会社にいないやつも二流以下だ。9時が定時なら9時の時点でアベイラブルな状態になっていないとダメなのだ。

一方、私は前職からかなりマイペースに仕事をしていて、現職でも昼休みは2時間取るし、なんなら夕方に近くの居酒屋やファミレスに飲みに行ったりしているが、常にアベイラブル、有事の際は即座にスクランブル発進、会社に張り付いて何でもやる。おかげさまで社内からの評判は上々である。

 

私は30歳手前の時点では既にこういう姿勢は身についていたけど、やっぱり今の20代の子たちは、パワハラ・セクハラ当たり前の環境だった我々とは育てられ方が圧倒的に弱くて、悲しいかな大きな仕事を任せられない状況である。だって、大口クライアントから大苦情が来たり、大規模なシステム障害が起きて通常営業できないなんて時に、連絡が繋がりません、今日は在宅勤務なのでリモート対応しますじゃ話にならないだろう。

今時「風邪をひいたのは自分の体調管理の責任なんだから出勤しろ」と言えば炎上するし、人事部から注意されるだろう。要は、厳しい本音は表では言いづらい世の中になってしまった。しかし、組織で活躍し責任が増えてくると、必ず会社にいないといけない状況が増えてくる、それがビジネスというものだし、それを実現するのが「プロ意識」だと思うのだ。

 

ということで、会社では役員・上司から一番頼りになるのは「会社にいる人」「すぐに連絡がつく人」である。

大活躍する必要はなく、並以上のパフォーマンスを発揮しその仕事に穴をあけないこと、これが大事なのだ。

が、現職でもなかなか30以上と30未満でこのあたりの感覚が違うんだよな・・老害的発想であることは認めるが。

 

なんか、最近現職のアラが目立ってきてモチベーションが上がらなくなってきた。2〜3年間知識とスキルを身につけたらまた転職かな。それか、あまり優秀なメンバーがいない現職で上を目指すか。本当に優秀だったのは先日辞めてしまったコンサル出身の先輩だけだったようだ。

 

おしまい