少し前にXで以下のポストがバズっていた。
はっきり言います、会社から給料をもらうって本来はこういうこと。 pic.twitter.com/zWc7qu4755
— まったん|テレビ屋 (@media_jtc) 2024年5月26日
紹介されている動画については、けっこう賛同派もいるようだが、昭和43年といえばスマホもパソコンもメールもない時代で、販促をやるとしたら、テレビ・ラジオのCMくらいで前提条件が今とまったく違う。
この時代であれば超プロダクトアウト的なこういう手法も一定程度有効だとは思うものの、令和の世の中に根性だけで売ろうとするのは全くイケていないと思う。
前職と現職の2社経験してみて思うのが、圧倒的に商品・サービスのスペック>>営業マンのスキルということ。
極端な話をすると、あなたがどんなに営業マンの人柄や能力を評価しても、10万するガラケーと5万のiPhoneがあれば後者を選ぶでしょってこと。
昔と違って、ネットでHPやSNS、口コミを見ればすぐに商品・サービスに関する情報は得られるので、基本的に営業活動をする必要はないのだ(マーケティングは必要だが)。
あのピーター・ドラッカー先生も「マーケティングの理想は販売を不要にすること」と言っている。
要するに、「良い商品・サービスは勝手に売れる」のである。
商品・サービスを適切な価格に設定し、自社のWEBサイトで適切に販促すれば、あとは問い合わせに答えるくらいでOKなのだ。
顧客が欲しいと思う商品・サービスを作って、売る仕組みさえ整えておけば、基本営業はいらないのである。
文系で広い意味での営業(売る人)として就職先・転職先を選ぶ際には、この視点で会社を選択すると、入社してからの難易度がまったく異なってくる。
とはいえ、動画に出てくる上司が言っている「それじゃ給料払えねえぞ」は正論。
自分の給与原資の確保に向け、具体的にどう貢献しているか考えることはとても重要。
前の会社はJTCで関連会社も入れれば社員数も数万と多かったので、とりあえず座っているだけで年収1000万みたいな社員がいっぱいいたが、今の会社はそこはシビアで自身が担当している企業からどれだけの収益を得ているかは常々考えるように言われている。
とはいえ、商品・サービスが相当程度洗練されているので、テレアポや飛び込み訪問みたいな摩耗する営業活動は求められておらず、基本は既存クライアントへのアップセル・クロスセル提案か、新規も他社を紹介してもらうような形で比較的スマートに仕事できており、気楽ではある。この点、非常に良い転職先を選んだなとは思う。
ということで、まとめると、
・令和の現代において、営業マンの能力に依存するのは悪手
・良い商品・サービスは勝手に売れる
・とはいえ自分の給料の原資を考える姿勢は大切
おしまい