一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

田端信太郎さんの本で初心に帰る

インフルエンサー田端信太郎さんをXでフォローしていて、彼はよくいろんな人にX上で絡んでいるのを見るが、たまに呟いている仕事観・イズムみたいなのに共感できることが多く、以前Kindle本のセールで購入した本を読んでみた。

一冊は『これからの会社員の教科書』でもう一冊が『ブランド人になれ!』である。

これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71 ブランド人になれ! 会社の奴隷解放宣言 (NewsPicks Book)

どちらも新入社員~20代の若手向けに書かれた本なので、アラフォーの私が今更読むのもということはあるのだが、普通に読み物として面白かった(『ブランド人になれ!』は久々の再読)。

「ファクトとオピニオンを区別せよ」とか「上司への質問はクローズドクエッションで」みたいな基本的なお作法も参考になるし、何より共感できたのが「量が質を生む」という発想。

新人のうちは2年間目の前の仕事を馬車馬のようにこなすことで、プロとしての基礎が醸成されるというのだ。

 

私自身、最初の2年どころか、5年ほどほぼ毎日終電近くまで働いていたのだが、この感覚はとてもよくわかる。

実際、最初の1~2年が一番成長を実感していたし、それこそ1週間前の自分と比較しても圧倒的にできることが増えている、そんなレベルで階段を昇っている感覚があった。

そういう意味では、2015年あたりに始まった「働き方改革」の前後の入社世代で、突破力みたいなものが異なるように感じている。ムチャクチャなブラック労働を若い頃に一度くらい経験しておいても無駄にはならないのだと思う(もう二度とやりたくないけど)。

 

そんなことを思い出しているうちに、近頃勝手にモチベーションを落としていた自分が恥ずかしくなってきた。昨年転職したばかりなので、新人に戻ったつもりでガムシャラになんでもやらないとダメなのに。

少し前にチーム編成が変わり、本気でウマが合わない同僚がいて、事あるごとにマウントを取ってくるのだが、そいつには絶対に負けたくないので、半年後には知識と経験で圧倒してやろうと思っている。

そのためには、深夜・土日含め、仕事を頭の片隅において能動的に動かないといけないと反省した。

まあ、平日の夜間に時間があればストリートナンパもしたいので、平日日中の密度も濃くしつつ、メリハリもつけて頑張っていきたいと思う。

 

おしまい