一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ベッドは聖域にする

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私自身誘惑に強い方だと思っていたが、気がつくと、ベッドの上でスマホをいじってしまうことが多い。

Xを眺めたり、YouTubeを見たり、ネットのくだらない記事を読んだり。

当然、この習慣は時間的なダメージが大きいので、これを断ち切るために思いついたのが、今日紹介する「ベッドは聖域にする」というルールだ。

ルールは簡単で、ベッドは寝るだけの場所にする。これだけ。読書やスマホは机に限定し、横になった瞬間に休息モードに切り替えるのである。

 

なぜベッドでの「ながら行動」が問題なのか

例えば、リビングに座るとテレビをつけたくなり、カフェに行くとコーヒーを飲みたくなるように、多くの環境と行為はペアになっていると思う。

これを裏返すと、ベッドの上で本やスマホを扱うことが、脳にとっては「ベッド=覚醒」と覚え込ませる条件付けにもなりうる。

その結果、いざ眠ろうとしてもスイッチが切り替わらず、寝つけないこともある。眠っても浅い眠りが増え、朝起きても疲労感が残りやすい。

小さな行動の積み重ねが、確実に生活全体の質を下げるのである。

 

机とベッドの役割分担

そこで決めたのが「机とベッドの完全分業制」である。

机はあくまで作業・読書の場であり、知的活動を行うフィールド。一方、ベッドは一切の作業を排除した、純粋な休息の場。

このように環境を区切ることで、脳が「今は集中する時間」「今は休む時間」と自然に認識するようになる。

これはちょうど、喜多川泰氏の『手紙屋 蛍雪編』に出てくる「家に帰ってから最初に座る場所で、自分の人生が決まる」という法則にも通じる強力なルールだ。

「手紙屋」蛍雪篇 私の受験勉強を変えた十通の手紙

このルールを完全に適用すると、ダラダラとスマホを触って夜更かしする時間が減る。強制的に「机に座らないと使えない」という仕組みにすることで、気軽な誘惑が遮断されるのだ。

そして何より、机に向かったときの集中力が高まる。ベッドを排除することで、机に「ここでしかできない」という限定性が生まれるからだ。同じ30分の読書や勉強でも、密度が違う。結果として、単位時間あたりの充実度が上がっていく。

 

実践のための具体策

もちろん、ただ「ベッドで本を読まない」と決めるだけでは続かない。そこで具体的な仕組みをいくつか用意する。

スマホをベッドに持ち込まない(聖域なのだから当たり前だ)。充電自体をデスク上で行い、物理的に触れない環境をつくる。枕元に本やタブレットも置かない。夜に手を伸ばしてしまうきっかけを、そもそもなくしておく。

最初から完璧を求めず、まずは一定期間の間、実験的に試してみようと思う。

 

まとめ

「ベッドは聖域にする」

このシンプルなルールが、生活全体・いや人生全体の質を大きく押し上げると信じている。

習慣を変えるときに重要なのは、意志の力ではなく「仕組み化」だ。

だからこそ、自分にとっての聖域を決め、その聖域を守る。

人生の質を高める第一歩として、「寝る場所のルール化」から始めてみようと思う。

 

おしまい