一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

目的もなく歩くことが、意外と良い休息になる

先日、渋谷と新宿で予定があり、その間に4時間ほどの空き時間が生じた。

一度帰宅するという選択肢もあったが、天気も良かったので、歩いてみることにした。特に道を決めるているわけでもなく、ただ新宿方面へ向かって歩き始めたのである。

 

明治通りや山手線沿いの大通りを避け、少し裏に入ると、人通りの少ない住宅街は山ほどある。見知らぬ街の雰囲気を眺めながら、時折ビルの入口に腰を掛けてスマホで本を読んだり、特に急ぐでもなくダラダラと2時間ほどかけて移動した。予想外だったのは、この何気ない散歩が驚くほどの気分転換になったことである。

 

最近立ち読みした『グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか』という本には、自然のなかで実践できる「休息」のノウハウが数多く紹介されていた。

グーグル社員はなぜ日曜日に山で過ごすのか (PHPビジネス新書)

森林浴や登山が心身のリフレッシュに効果的であることは、多くの研究でも実証されている。しかし、今回の体験で気づいたのは、必ずしも自然に囲まれた環境でなくとも、知らない街や道を歩くだけで大きな気分転換になるということである。

 

都心部に住んでいると、日常の移動範囲は案外限られている。通勤路、よく行く店、馴染みのカフェ。気づけば同じ景色ばかりを見て過ごしている。そんな日常から少し外れた場所を歩くだけで、脳に新しい刺激が入り、思考がほぐれていくような感覚があった。

 

土日に一日中雨が降り続ける日というのは、実はそれほど多くない。雨が止んだタイミングを見計らって、定期券の範囲内で普段降りない駅に降りて歩いてみるだけでも良さそうだ。

もしずっと雨が降っているなら、千葉や埼玉、神奈川の知らない街へ足を伸ばして、駅前を30分ほどぶらぶらするだけでも十分な気分転換になるだろう。

 

わざわざ遠出をしなくても、ちょっとした工夫で日常に小さな非日常を持ち込むことはできる。休息とは必ずしも何もしないこと・睡眠をとることだけではなく、いつもと違う刺激を取り入れることでもある。

知らない街を歩くという、ごく単純な行為が持つ効用を、あらためて実感した出来事であった。​​​​​​​​​​​​​​​​

 

おしまい