成功本まとめシリーズ。
1. 著者
ジョン・アサラフは、カナダ生まれの起業家である。子どもの頃は学校になじめず、問題行動も多かったという。しかし、ある大人に出会ったことで「自分は変われる」と気づき、そこから努力を重ね、不動産ビジネスで成功する。2006年に有名になった映画『ザ・シークレット』に出演したことで、「思考は現実化する」という考えを伝える人物として世界に知られるようになった。
共同著者のマレー・スミスは、会社の立ち上げやブランドづくりを支援するコンサルタントである。現在アサラフは、NeuroGymという「脳の使い方をトレーニングするプログラム」を提供し、人が目標に近づくための習慣作りを教えている。つまり、「心の持ち方」を話す人ではなく、「どうすれば行動が続くか」を研究している人である。
2. 要約
この本は、「夢を願うだけでは変わらない。脳が“できる”と思って初めて行動が変わる」ということを教えてくれる本である。
人は「どうせ無理だ」という思い込みがあると、自分でブレーキをかけてしまう。本書では、まずその思い込みに気づき、少しずつ書き換える方法が紹介されている。
たとえば、「理想の未来をはっきりイメージする」「目標を紙や写真で見えるようにする(ビジョンボード)」「良い習慣を小さく始めて続ける」などである。
本書の内容は難しい理論ではなく、「頭と心が納得すれば、人は自然と動けるようになる」という考えが中心である。読み物としてもわかりやすく、「読むだけで終わらせず、実際に少しやってみたくなる本」と言える。
3. ポイント
本書のポイントは、成功の流れがシンプルに整理されているところにある。
| ステップ | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| ビジョン | どんな未来を望むかをはっきりさせる | 来年までに〇〇万円貯める、など |
| フォーカス | 本当に大事な行動にしぼる | SNSを見るより家計簿をつける、など |
| アクション | 小さな習慣を続ける | 1日5分でも続ける |
とくに大事なのは、最初から無理をしないことである。
人の脳は「急に変わること」を嫌うので、少しずつ「自分はできる」という感覚を増やしていけばよい。
その積み重ねが、自信と結果につながっていく。
4. 誰に読んでほしいか
この本は、「やる気はあるのに行動が続かない」という人に向いている。
たとえば――
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ダイエットが続かない
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貯金が思うようにできない
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仕事を頑張りたいのに、気持ちが乗らない
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いつも「自分はこんなもの」と思ってしまう
そんな人が抱えているのは、能力の問題ではなく、心の中の“ブレーキ”である。
本書は、そのブレーキの外し方を教えてくれる。
5. まとめ
『THE ANSWER』は、「成功する人は特別な人ではない」ということを教えてくれる。
違うのは、自分をどう見ているかだけである。
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自分はできる → 行動が続く
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行動が続く → 結果が出る
という当たり前の流れを、やさしく解説してくれる本だ。
「変わりたい」と思ったときに、そっと背中を押してくれる一冊である。
ビジネス書は、全文を一度読むより、たった一つのポイントでも毎日読み返して自分の血肉にすることが大事。響いた点があればあなたの読書メモにも蓄積を。
おしまい
