一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

新年度、担当地区替えで基盤を取り上げられる

わかっていることではあるが、われわれのような勤め人は、せっかく作った基盤(稼げる仕組み・ノウハウ・人脈など)を人事異動一つで取り上げられるのがキツイところである。

 

4月は人事異動のシーズンだが、僕自身部署自体に変更はなかったものの、担当地区の大幅な変更があり、せっかく楽して収益が出る構造(営業的に言うと、訪問しなくても数字が出る仕組み)を作ったのに、それに会社が目をつけ、まんまと取られてしまった。

そして、4月からはうだつの上がらないオヤジが担当していた数字のまったく上がらない地域を担当させられることになったのだ。

またイチから基盤の作り直しである。

結局、能力がある人間が割りを食いやすいのが日本の企業なのだ。

 

もちろん実績を出せばある程度の出世や昇給というご褒美は得られるのだろうが、出世で得られる役職なんてオモチャの勲章みたいなもんだし、昇給も月数千円とかそんなものだろう。

世の中にはそんなオモチャの勲章の獲得に躍起になっている勤め人は多い見たいだけど、僕にはまったく興味がない。

 

結局、ほとんどの勤め人は、頑張らない方が得という事実に気づいてしまう。

労働法と組合に守られており、よほどのことがない限り解雇されるようなことはないし、ある程度の規模の会社であれば給料が下がるという話もめったに聞かない。

サラリーマンの旨みといえば、固定給であること、手厚い社会保障や福利厚生などがあること、働くのに必要な事業所のテナント料・パソコンリース料・交通費などがすべて会社持ちであること(個人事業主だとそうはいかない)などが挙げられるだろう。

この話題に関しては以前もまとめているので、参考にしてみてほしい。

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結局こうしたサラリーマンのメリットを吸いつつ、クビにならない程度に力を抜いて早く帰るという姿勢が今のご時世では最も賢いのだろう。

幸い、世の中はどんどん早く帰りやすい方向にシフトしている。

近頃の大企業の急速なホワイト化には驚くばかりだが、そのことについてはまた別の記事で書くことにしたい。

 

 

おしまい