一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

ホリエモンのメルマガで質問する

以前ホリエモンのメルマガについてご紹介した。

関連記事:ホリエモンのメルマガに登録してみたよ

 

この記事でも書いたのだが、ホリエモンのメルマガの読者は、毎週1つだけホリエモンに自由に質問ができ、彼が直接回答してくれるというサービスを受けることができる(本当にホリエモン本人が回答を考えているのかが疑わしかったが、今週号で全部自分で考えている旨明言されていた)。

原則、文字数など質問のルールさえ守られていれば、すべての質問が掲載される(明らかな宣伝目的の質問以外)。

これで月額864円(税込)だからやはり破格としか言いようがない。

というのも、個人の時間を売買できる「タイムバンク」というサービスにおいて、ホリエモンの1秒は2019年6月19日現在、135円なのである。 

彼が僕らの質問を読み回答を考えるだけでも、最低10秒はかかるだろうから、それだけで1,350円の価値がある。

さらに、毎月4回利用するとなると、1,350円×4回=5,400円の価値があると考えることができないだろうか。

 

ちなみに、ホリエモンのメルマガの読者数は1万5,000人とか言われているが、実際質問が掲載されているのは毎週100問くらいなので、この素晴らしいメリットを享受している人は少ないのだ。

メルマガの中でもまともな質問のみが正式な「Q&Aコーナー」で紹介され、過去に何度も答えている質問や一般的でない質問に対する回答は巻末の「Q&Aその他編」に回され、ひと言ふた事でバッサリと斬られることになる(これはこれで面白いのだが)。

せっかくの機会なので、今週からはその権利を目一杯享受したいと思う。

 

さて、ホリエモンのベストセラー『多動力』にも書かれていたが、「質問力」はとても大事である。

しっかりとした質問をしないと「Q&Aその他編」に回され、「何を言いたいのかわかりません。」という回答を受けて終わりになってしまう。

というか、ホリエモンのメルマガに限らず、生きていくうえで「質問力」が非常に大切であるのは間違いない。

 

同書で「質問力」のない駄目な質問の例が挙げられていた。以下の通りである。

 

① FAQレベルの愚問を何度も聞いてくる 

ネットで調べればすぐにわかることを本人に直接説明させてはダメ。「ググレカス」である。忙しい相手に対しては、調べてもわからないことだけを聞くべき。著名人・有名人になれば著書・ブログ・メルマガなどを出しているはずなので、それらをある程度読んでから質問するのがマナーかと。

「堀江さんが購読しているメルマガは何ですか」「 1日何時間寝ていますか」「おススメの漫画は」(引用:『多動力』)

 

②論点がごちゃ混ぜになっている 

いくつもの論点が混ざり合っているパターン。質問者自身が頭の整理ができておらず、何をやりたいのか、何を知りたいのかわかっていないのだから、回答者側が有用なアドバイスなんてできるわけがない。

「ネコの殺処分をなくしたいが業界がまとまらない。ボランティアはブリーダーやペットショップを攻撃し、ネコの血統の良さを評価するキャットショーは依然として人気イベントのまま。影響力のある人にもっと発信してほしい。どうすればいいと思いますか」(引用:『多動力』)

 

③前提条件がはっきりしない

決めなくてはいけない変数が多すぎると、回答者側も答えを出しようがない。以下引用した例で言うと、「家庭環境は今の時代に沿っているのか」「親は子供にスマホを買い与えるのか」「性格やアイデンティティは現在のままなのか」などが不明である。たしかに上手な質問をする人は「~という前提で」という文言を使いこなしている印象がある。

「堀江さんが今の時代の小学生だったら、何をしてますか?起業してますか? 」(引用:『多動力』)

 

④不要な情報をダラダラと説明する

質問自体も漠然としているが、その前段で自己紹介など不要な情報を付け加えてしまうパターン。著名人・有名人の講演の最後の質疑応答の際、質問と見せかけて、自分の経歴や主張をダラダラと述べて、結局質問が何だかわからないという人を一度は見たことはないだろうか。会場がかなりシラケますよね笑。

「証券会社に勤めてまして、2月10日で辞めるんですけど。今、AIとかシェアリングエコノミーなどが普及しだしていると思うんですが、これから資産運用のあり方は変わりますか ? 」(引用:『多動力』)

 

⑤答えてほしい内容がすでに決まっている

質問を発する時点で、欲しい回答が最初から固まっているパターン。これは、質問ではなく、著名人・有名人に自己の主張を代弁・補強してほしいだけ。回答者から求められていない回答が返って来ると、怒ったり・不満を表明したり・回答を正そうとするから救いようがない。

「世界は平和であるべきだ」「原発は危険だ」(引用:『多動力』)

 

「質問力」を身につけるには

『多動力』の「質問力」の項の最後に、「質問力」のない人たち向けに「質問力」を上げるための簡単なアドバイスを行っている。

「質問力」がない人に共通する問題点。それはメールやLINEも長いということだ。簡潔な文章を書く練習、手短に話をする練習をしよう。

 ホリエモンのメルマガを読んでいても、やたらと質問が長いケースが目につく。

僕も簡潔な文章に言いたいことをしっかりまとめるように意識したいと思う。

 

 

 

多動力 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)

 

 

おしまい