今日は、人間関係でいつもイライラしてしまう人に、イライラの90%を消し去る方法を教えよう。
その方法とは実にシンプルで、「他人に期待しないこと」である。
日常生活の中で他人にイライラしそうになるたびに、
「他人には何の期待もできないから仕方ない。早いとこ忘れよ！」
くらいに思っておけばいい。
配偶者や恋人の些細な一言にイライラする、指示が二転三転する上司にイライラする、空気を読まない後輩にイライラする、約束を守らない友人にイライラする、コンビニで未だにレジでだらだらと現金払している赤の他人にイライラするなど、生きていると日々イライラの種は絶えないだろう。
こうしたイライラの根底にはすべて「期待」が存在している。われわれが「〜してほしい」「〜であるべき」という期待をする一方で、その期待に相手が応えてくれないことでイライラが発生するのである。
しかし、他人の感情や行動はコントロールできない。だから、自分の期待通りに動くことはほぼないと考えよう。普通に考えたらわかることだ。
よって、他人に期待していると、程度の差こそあれ、いつか裏切られることは目に見えている。 だからこそ、自分が影響を及ぼせる物事にのみフォーカスを当て、それらを改善するために努力をする主体的な人間になろうではないか。
他人に期待するのをやめるだけでメンタルが劇的に安定して人生楽になるよ。他人への過度な期待をやめ、自分のことは自分で解決すると決めるだけで心に平穏が訪れる。「他人なんて期待通りに動いてくれたらラッキー」くらいにドンと構えよう。アドラー心理学では、こうした思考を「課題の分離」と言ったりもするね。
ちなみに、他人に期待しなくなると、他人に対して怒らなくなるから、心が広い優しい人だと思われる（勘違いしてもらえる）メリットもある。本当は優しいんじゃなくて「他人に期待してない」だけなのだが。
国家の問題や経済情勢、地球温暖化、芸能人のスキャンダルなども同様である。自分の力でどうにもならないことに対して、あれこれと考えることはやめよう。そんなことに対してSNSで不満を呟いたりしても問題は何にも解決しないし、貴重な時間の浪費になるだけだ。
おしまい
